【物語りVol.167】リーグワン第3節レビュー 初キャップ獲得選手が続々と!!


リバウンドメンタリティを、しっかりと発揮しました。
 NTTジャパンラグビーリーグワン2025-26 第3節、横浜E戦が25年12月28日に秩父宮ラグビー場で開催され、東芝ブレイブルーパス東京は41対19で勝利しました。ボーナスポイントを含む勝点5をつかみました。
 試合はいきなり動きます。山本浩輝選手のキックチャージから、ジェイコブ・ピアス選手がトライを決めます。リッチー・モウンガ選手がコンバージョンキックを成功させ、開始2分で7点のリードを奪いました。
 その後も佐々木剛選手がトライを決め、ネタニ・ヴァカヤリア選手も加入後初トライを記録します。横浜Eにスコアを詰められた39分には、酒木凛平選手がトライゾーンへ飛び込みました。
 在籍2年目の酒木選手は、開幕戦でブレイブルーパス東京の選手として初キャップを獲得しました。前節の静岡BR戦から、2試合連続の先発出場でした。
「前節の静岡戦で急きょ先発して、イレギュラーなことは色々とありますけれど、神戸Sから移籍してきて常に準備をしてきたので、キャップを取れていることは率直に嬉しいです。でも、もっとやらなければいけない。もっと向上していきたいです」
 ブレイブルーパス加入後は、フロントローの同期の存在を刺激にしてきました。
「(木村)星南と(原田)衛と練習することになったのが、自分にとってはホントに大きくて。彼ら、びっくりするぐらい練習するんです。日本を代表する選手たちのスタンダードを知って、これぐらいやらなきゃいけないと分かったし、それを常に実行するマインドになりました。そういう準備を積んできたことで、リーグワンで戦える土台ができてきたのかなと思います」





試合は24対12のダブルスコアで折り返し、後半はスコアが動かないまま一進一退の攻防が続きます。23分に19対24とスコアを詰められますが、直後の25分と32分に高橋昴平選手が連続してトライをあげます。彼らしい強気の選択から、FWのような力強さで得点を加算したのでした。
「どっちのトライもボビー(ロブ・トンプソン選手)がサイドで呼んでくれて、相手のディフェンスがそれにつられて少し広くなったので、頑張っていきました」
 開幕から3試合連続で途中出場しています。前節はディフェンスでも、非常に価値のある働きを見せました。
「スタートにはスタートの、リザーブにはリザーブの仕事があります。リザーブならグラウンドに入ったときに、チームに勢いを与えられるように。それぞれの仕事を、みんながしっかり体現できた勝利かなと思いますね」





終盤にはティージェイ・クラーク選手もトライし、最終的なスコアは41対19となりました。この勝利により、通算成績を2勝1敗としました。埼玉WKとの開幕戦に敗れたものの、第2節で昨シーズン2敗を喫した静岡BRに競り勝ち、今節はボーナスポイントを獲得です。勝点を9として、5位へ浮上しています。
 3試合連続で9番を着けている杉山優平選手は、「今日の勝利は大きいですね」と切り出します。
「キヤノンさんは前2試合を落としているので、静岡戦の僕たちと同じマインドで向かってくる。それに対して、どう準備するのか。そこのコントロールはトディから話があって、試合前日のハドルでリッチーが改めて話をして。『慢心しないマインドが大事』というのを、チーム全体で認識して挑めたのも良かったかなと思います」
 ここまでの3試合は、キャプテンのリーチ マイケル選手、昨秋に日本代表に選出された伊藤鐘平選手、ジョネ・ナイカブラ選手らが出場していません。その一方で、在籍年数の短い選手たちが、開幕節から初キャップを獲得しています。
 杉山選手が頷きながら話します。
「若い選手の成長はホントに大事で、彼らがキャップを重ねながら成長し続ける、チームとしても成長し続ける。3連覇を達成するためには、ホントに一つひとつ積み重ねていって、成長していくことが大事です」




ここまでの3試合で初キャップを獲得したひとりが、在籍1年目の木戸大志郎選手です。リーグワンデビューに先駆けて昨年5月と6月に、JAPAN XVの一員として国際試合を経験した23歳です。
「去年アーリーエントリーで合流して、残念ながら1試合も出られませんでした。キャップを取る前にJAPAN XVに呼ばれ、個人的に色々と葛藤もありましたが、その経験がいまにつながっていると思います。初キャップは素直に嬉しいです」
 自身のプレーについては、レベルアップの必要性を感じています。
「いつもどおりに変わらずできているのはいいかなと思うんですが、まだまだ細かいところでかなわない部分が多いと感じます。そこは練習しながら、改善しながらレベルアップしていければ」



 リーチ選手らが不在のなかで、今シーズンからリーダーのひとりに指名された佐々木剛選手は、3試合連続でフル出場しています。横浜E戦では自身2試合連続となるトライを決めるなどして、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出されました。
「今年からディフェンスのリーダーを担当しているのですが、埼玉WK戦はリーダーシップを取れずにチームがガタガタと崩れてしまった。この2週間はディフェンスでフォーカスすべきことを、練習中のハドルや試合中に伝えることを意識しました」
 自身のパフォーマンスについて聞かれると、「まだまだです」と言葉に力を込めました。
「個人的には今日はあまり良くなかったです。1本目で遅れないように、出足で相手に負けないことをより意識しています。疲れたなかでも一貫性を持ってそれをやり続けたい。もっとできますね」
 25年の日程を終了したチームは、バイウィークを挟んで1月10日にホストゲームを迎えます。フレンドリーエリアである川崎市のUvance とどろきスタジアム by Fujitsuで、相模原DBと対戦します。チームの勢いをさらに加速させていくために、選手たちはハードワークを続けています。


(文中敬称略)
(ライター:戸塚啓)



2026年最初のホストゲームは1/10(土)Uvance とどろきスタジアム by Fujitsu にて三菱重工相模原ダイナボアーズと対戦します。

選手への熱い応援をお願いいたします!

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