試合結果

RESULT

NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2022 第11節

東大阪市花園ラグビー場(大阪)

35

14 前半 20
21 後半 26

46

HOST

コベルコ神戸スティーラーズ

コベルコ神戸スティーラーズ

35

-

46

14 前半 20
21 後半 26

VISITOR

東芝ブレイブルーパス東京

東芝ブレイブルーパス東京

HOME
コベルコ神戸スティーラーズ

VISITOR
東芝ブレイブルーパス東京

T G PT PG DG スコア T G PT PG DG
2 2 0 0 0 14 前半 20 2 2 0 2 0
3 3 0 0 0 21 後半 26 4 3 0 0 0
5 5 0 0 0 35 合計 46 6 5 0 2 0

登録選手

HOME
コベルコ神戸スティーラーズ
TEAM VISITOR
東芝ブレイブルーパス東京
No 名前 POS 名前 No
1 中島 イシレリ PR 三上 正貴 1
2 有田 隆平 HO 橋本 大吾 2
3 山下 裕史 PR 小鍜治 悠太 3
4 小瀧 尚弘 LO 梶川 喬介 4
5 ジェラード ・カウリートゥイオティ LO ワーナー ・ディアンズ 5
6 JD ・シカリング FL リーチ マイケル 6
7 今村 陽良 FL マット ・トッド 7
8 ブロディ ・マクカラン NO.8 徳永 祥尭 8
9 日和佐 篤 SH 小川 高廣 9
10 李 承信 SO トム ・テイラー 10
11 山下 楽平 WTB 濱田 将暉 11
12 リチャード ・バックマン CTB ティム ・ベイトマン 12
13 ルカニョ ・アム CTB セタ ・タマニバル 13
14 アタアタ ・モエアキオラ WTB ジョネ ・ナイカブラ 14
15 山中 亮平 FB 豊島 翔平 15
16 平原 大敬 リザーブ 森 太志 16
17 高尾 時流 リザーブ 藤野 佑磨 17
18 山本 幸輝 リザーブ 知念 雄 18
19 張 碩煥 リザーブ シオネ ・ラベマイ 19
20 橋本 皓 リザーブ 山本 浩輝 20
21 中嶋 大希 リザーブ 杉山 優平 21
22 ヘイデン ・パーカー リザーブ 中尾 隼太 22
23 井関 信介 リザーブ ニコラス ・マクカラン 23

試合経過

  • トライ
  • ゴール
  • ペナルティゴール
  • ドロップゴール
  • 入替・交替
  • イエローカード
  • レッドカード
コベルコ神戸スティーラーズ 東芝ブレイブルーパス東京
    1’ ティム・ベイトマン
    2’ トム・テイラー
有田 隆平 5’    
李 承信 6’    
    9’ トム・テイラー
    16’ 豊島 翔平
    17’ トム・テイラー
山中 亮平 34’    
李 承信 35’    
    40’ トム・テイラー
ハーフタイム
リチャード・バックマン → ヘイデン・パーカー 9’    
ジェラード・カウリートゥイオティ → 張 碩煥 10’    
小瀧 尚弘 → 橋本 皓 10’    
中島 イシレリ 11’    
李 承信 13’    
    16’ 三上 正貴 → 藤野 佑磨
    16’ 橋本 大吾 → 森 太志
    16’ 小鍜治 悠太 → 知念 雄
    16’ 梶川 喬介 → シオネ ・ラベマイ
    16’ 濱田 将暉 → ニコラス ・マクカラン
    18’ セタ・タマニバル
    19’ トム・テイラー
有田 隆平 → 平原 大敬 19’    
山下 裕史 → 山本 幸輝 19’    
日和佐 篤 → 中嶋 大希 23’    
    26’ トム・テイラー
    27’ トム・テイラー
山中 亮平 → 井関 信介 27’    
中島 イシレリ → 高尾 時流 28’    
ヘイデン・パーカー 29’    
李 承信 30’    
    30’ 徳永 祥尭 → 山本 浩輝
    31’ ニコラス・マクカラン
    34’ ティム・ベイトマン → 中尾 隼太
    36’ リーチ マイケル
    37’ トム・テイラー
    37’ 森 太志 → 橋本 大吾
    37’ 小川 高廣 → 杉山 優平
アタアタ・モエアキオラ 39’    
李 承信 40’    

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レビュー

<マッチレポート>
vsコベルコ神戸スティーラーズ戦(2022/03/27)
交流戦第6戦目(第11節)

「プレーオフ進出に向けて重要な勝利 後半に圧巻の3連続トライ」
秩父宮ホストゲーム3連戦を戦い抜いてから1週間後、東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)は交流戦最終節として、コベルコ神戸スティーラーズ(神戸S)と対戦した。プレーオフ進出圏内であるベスト4という数字も視野に入ってくるこの時期、絶対に落とせない一戦であった。

BL東京は試合開始直後にトライを奪うが、その後すぐに神戸Sに得点を許し、ゲームは拮抗(きっこう)した展開となる。互いにミスも見られた前半は、20−14とBL東京がわずかペナルティゴール(PG)2本分リードし、試合を折り返した。
後半、先に点を奪ったのは神戸S。一時逆転を許したが、BL東京はその後も焦ることなく、今季のBL東京らしい左右にボールを動かすアタックで3連続トライを奪い反撃。そのまま最後まで集中を切らすことなく、46−35で交流戦最終戦に白星を飾った。

試合はBL東京のキックオフで始まった。BL東京は神戸Sからすぐさまボールを奪うと、ゴール前でFW陣が相手を押し込み、最後はCTBティム ・ベイトマンが空いたスペースを走り抜けノーホイッスルトライ。前半開始わずか1分のことだった。最高のスタートダッシュを切ったBL東京だったが、その4分後に相手にトライを許し同点に追いつかれる。前半16分には、自陣でのラインアウトから一気に右に展開し、WTBジョネ ・ナイカブラが蹴ったボールをFB豊島翔平がグラウンディングするが、神戸Sのフィジカルの強い外国人選手を抑え切れず、なかなか相手を引き離すことができない。互いにミスも見られ、2本のPGをしっかりと決めたBL東京が6点リードで前半を終えた。

後半に入っても、BL東京は流れに乗り切ることができない。後半11分、自陣でペナルティを取られたBL東京は、クイックスタートでゲームを再開した神戸Sのプロップに一瞬の隙を突かれ、トライを奪われた。このトライでBL東京は、今試合初めて神戸Sに先行される。しかし、BL東京に慌てるそぶりはなかった。後半16分に、フロントローの3選手を含んだ5人を一気に入れ替えると、後半18分、交代で入ったWTBニコラス ・マクカランのラストパスを受けたCTBセタ・タマニバルが体の強さを存分に発揮し逆転トライ。後半26分には、フレッシュなメンバーで組んだスクラムで相手を圧倒したのち、SOトム・テイラーがトライを奪う。勢いに乗ったBL東京はさらに2トライを追加し、ここで勝負あり。46−35と神戸Sとの重要な一戦で勝利を収めた。

一時は逆転を許しながらも、勝ち切ることができた試合だった。「アグレッシブな姿勢とフィジカルの部分の強さ、スクラムと接点、コンタクトの部分でも強さを発揮できた」(トッド・ブラックアダーHC)と、最後まで集中力を保ち、高いレベルでプレーできていたことが勝利につながった。
「勝ったことでまだベスト4に入る可能性もある。本当に今日の結果は嬉しい」とSH小川高廣共同主将。交流戦を3勝3敗で終え、シーズンもいよいよ後半戦に突入する。次戦はバイウィークを経て、トヨタヴェルブリッツとの対戦。前回対戦時に惜敗している相手にリベンジすることができるか。プレーオフ進出の望みをつなぐため、残りの5試合もタフに戦い続けることが必要とされる。BL東京の意地とプライドの見せどころだ。(ライター:内海日和)

<試合後コメント>
■トッド・ブラックアダー(HC)
Q.今日の試合を振り返っていかがですか。
 とても嬉しく思いますし、今日は自分たちの選手を誇りに思います。重要な試合になるのは分かっていたので、しっかりと準備をして臨みました。素晴らしいラグビーができたと思っていますが、もちろん完ぺきではありません。ただ、アグレッシブな姿勢とフィジカルの部分の強さ、スクラムと接点、コンタクトの部分でも強さを発揮できたので嬉しく思っています。ディフェンスの面では、ターンオーバーも獲得できたので良かったです。ただ今日の活躍は小川高廣キャプテン(SH)はじめ、選手が本当によくやってくれたおかげだと感じています。自分たちは良いチームだと思っていますが、やはり認識として自分たちより強いと思っているチームに勝てたことは非常に嬉しく思います。自分たちも高いレベルでプレーできるとは思っていたので、本当にこの結果が嬉しいです。

Q.ボールを動かすスタイルが徐々にかみ合ってきている印象ですが、どのあたりがうまくいっていると感じられていますか。
 選手自体も楽しめるようなラグビー、チャンスを生み出して自分を表現できるようなラグビーをしたいと思っています。常にアタックするマインドを持ってプレーすることでうまくいかないこともありますが、それは正しいマインドセットだと思っています。自分たちが求めている良いラグビー、チャンスをたくさん生み出すようなラグビーをしていきたいです。

■小川高廣(SH/共同主将)
Q.今日の試合を振り返っていかがですか。
 今日勝ったことでまだベスト4に入る可能性もあるので、本当に今日の結果を嬉しく思います。ゲームに関しては、フィジカルもそうですが、自分たちのやるべきことをしっかりエクスキュ―ションするというところを一番のターゲットにしていたので、それができたことがこの結果につながったと思います。自分たちのやっていることに自信を持って臨もうと話してそれができたのは嬉しく思いますし、またバイウィークが明けてトヨタウェルブリッツ(トヨタV)さんと試合をするので、また良い準備をしてチャレンジしたいと思います。

Q.80分間最後まで戦えていましたが、練習からなにか変化があったのですか
 練習の中で言うと、一つ一つのアタックや、BKで合わせる時にしっかり裏に出てからスコアするなどを徹底するようにしました。

Q.小川選手から見て今日のスクラムの出来はいかがでしたか
 非常に良かったと思います。スクラムで苦しんだ試合もありましたが、しっかりボールさえ出せれば良いランナーがいるので、そこで勝負できたのが良かったです。

Q.ペナルティが少なかったように感じましたが、意識していたことはありますか
 アタックと一緒で、自分たちのディフェンスに対して自信を持ってできたと思うので、慌てずに落ち着いてプレーできたと思います。

Q.ボールを動かすスタイルが徐々にかみ合ってきている印象ですが、どのあたりがうまくいっていると感じられていますか
 アタックはやはり自分たちのシェイプをまず作ること、セットを早くすることが一番大きいです。それさえできれば前を見て判断することができるので。今回相手はパッシブなディフェンスで、前回の試合ではかなりアグレッシブなチームでした。相手とのディフェンスの兼ね合いもあるかなと感じています。

■リーチ・マイケル(FL)
Q.今日の試合を振り返っていかがですか。
 今日は花園で多くのファンの前でプレーすることができて楽しかったです。天気も良く、良いラグビーを見せることができたと思います。チームとしては今日の試合は非常に大きいです。優勝経験のある非常に強いチームに勝ったことで、自分たちのやっていることがより良い自信になったと思います。ありがとうございます。

Q.なかなか勝てない試合が続いたなか、今日は勝ち切りました。今までと今日の試合では何が違うのでしょうか。
 前回の反省を含めて少しずつ一個一個の課題をクリアしていき、今日は80分戦うことができたと思います。前は接戦でキックを使わなかったり、プレーしすぎたりというところもあって負けてしまったのですが、今日は全体的に良いプランを持って80分戦えたことはチームとしてすごく良かったです。

Q.ご自身は重要な時間にトライを取り切れたと思いますが、振り返っていかがですか。
 相手を崩し切ってトライを取ったわけではなく、ちょっとした隙間を見つけて取ったトライなので、もっとチームが崩して崩してトライを取るのがベストです。ただ、久しぶりにトライできたことは嬉しいです。

Q.次に向けてどういった準備をしたいですか。
 非常にこのバイウィークが大事な週になると思います。トヨタV戦に向けての準備に影響すると思うので、良い過ごし方をして、また連戦が始まるので、良いメンタル状態、良いフィジカル状態でスタートすることが大事です。トヨタVさんは非常に大きな選手が多くて良いチームなので、BL東京としてもFWで真っ向勝負になると思います。

Q.個人的にも調子は上がっているのでは。
 自分でも調子は上がってきているなと感じています。自分でラグビーやっていて楽しいです。体の弱いところを強くして、一貫性のあるトレーニングをしていること、新しく加入したサム・ワードFWコーチとも1on1ミーティングをしているため、今すごく成長しているところです。コーチとのミーティングが非常に大きいですね。

イベント

<ハイライト映像>

3月27日に行われたNTTジャパンラグビー リーグワン2022 第11節 (コベルコ神戸スティーラーズ戦) のハイライト映像はこちら
https://youtu.be/CgdezwVDsSg

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