試合結果
RESULT
NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2022 第12節
岐阜メモリアルセンター長良川競技場(岐阜)
HOST
トヨタヴェルブリッツ
VISITOR
東芝ブレイブルーパス東京
HOME
トヨタヴェルブリッツ
VISITOR
東芝ブレイブルーパス東京
T | G | PT | PG | DG | スコア | T | G | PT | PG | DG | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2 | 2 | 0 | 1 | 0 | 17 | 前半 | 24 | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 |
2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 14 | 後半 | 29 | 4 | 4 | 0 | 1 | 0 |
4 | 4 | 0 | 1 | 0 | 31 | 合計 | 53 | 7 | 6 | 0 | 2 | 0 |
登録選手
HOME トヨタヴェルブリッツ |
TEAM | VISITOR 東芝ブレイブルーパス東京 |
||
---|---|---|---|---|
No | 名前 | POS | 名前 | No |
1 | 清水 岳 | PR | 三上 正貴 | 1 |
2 | 彦坂 圭克 | HO | 橋本 大吾 | 2 |
3 | 淺岡 俊亮 | PR | 小鍜治 悠太 | 3 |
4 | 西村 龍馬 | LO | ワーナー・ディアンズ | 4 |
5 | マイケル・アラダイス | LO | ジェイコブ・ピアス | 5 |
6 | ピーターステフ・デュトイ | FL | リーチ マイケル | 6 |
7 | 古川 聖人 | FL | マット・トッド | 7 |
8 | 姫野 和樹 | NO.8 | 德永 祥尭 | 8 |
9 | 茂野 海人 | SH | 小川 高廣 | 9 |
10 | ティアーン・ファルコン | SO | トム・テイラー | 10 |
11 | 高橋 汰地 | WTB | 松延 泰樹 | 11 |
12 | チャーリー・ローレンス | CTB | 中尾 隼太 | 12 |
13 | 岡田 優輝 | CTB | セタ・タマニバル | 13 |
14 | 彦坂 匡克 | WTB | ジョネ・ナイカブラ | 14 |
15 | ウィリー・ルルー | FB | 松永 拓朗 | 15 |
16 | 加藤 竜聖 | リザーブ | 大内 真 | 16 |
17 | 三浦 昌悟 | リザーブ | 藤野 佑磨 | 17 |
18 | 木津 悠輔 | リザーブ | 知念 雄 | 18 |
19 | 秋山 大地 | リザーブ | シオネ・ラベマイ | 19 |
20 | タウファ オリヴェ | リザーブ | 山本 浩輝 | 20 |
21 | 福田 健太 | リザーブ | ジャック・ストラトン | 21 |
22 | 北村 将大 | リザーブ | ニコラス・マクカラン | 22 |
23 | バティリアイ・ツイドラキ | リザーブ | 豊島 翔平 | 23 |
試合経過
- トライ
- ゴール
- ペナルティゴール
- ドロップゴール
- 入替・交替
- イエローカード
- レッドカード
トヨタヴェルブリッツ | 東芝ブレイブルーパス東京 | |||
---|---|---|---|---|
ティアーン・ファルコン | 6’ | |||
7’ | トム・テイラー | |||
高橋 汰地 | 15’ | |||
ティアーン・ファルコン | 16’ | |||
21’ | 松延 泰樹 | |||
24’ | セタ・タマニバル | |||
26’ | トム・テイラー | |||
姫野 和樹 | 29’ | |||
ティアーン・ファルコン | 30’ | |||
41’ | セタ・タマニバル | |||
42’ | トム・テイラー | |||
ハーフタイム | ||||
西村 龍馬 → 秋山 大地 | 0’ | |||
5’ | 橋本 大吾 | |||
茂野 海人 → 福田 健太 | 5’ | |||
6’ | トム・テイラー | |||
淺岡 俊亮 → 木津 悠輔 | 10’ | |||
14’ | トム・テイラー | |||
清水 岳 → 三浦 昌悟 | 14’ | |||
彦坂 圭克 → 加藤 竜聖 | 14’ | |||
ウィリー・ルルー → 北村 将大 | 15’ | |||
15’ | 三上 正貴 → 藤野 佑磨 | |||
15’ | ジェイコブ・ピアス → シオネ・ラベマイ | |||
15’ | 小川 高廣 → ジャック・ストラトン | |||
15’ | ジョネ・ナイカブラ → ニコラス・マクカラン | |||
岡田 優輝 → バティリアイ・ツイドラキ | 17’ | |||
姫野 和樹 | 20’ | |||
ティアーン・ファルコン | 21’ | |||
22’ | 橋本 大吾 → 大内 真 | |||
22’ | 小鍜治 悠太 → 知念 雄 | |||
高橋 汰地 | 24’ | |||
北村 将大 | 26’ | |||
28’ | 德永 祥尭 | |||
古川 聖人 → タウファ オリヴェ | 28’ | |||
29’ | トム・テイラー | |||
35’ | ワーナー・ディアンズ → 山本 浩輝 | |||
37’ | 松永 拓朗 → 豊島 翔平 | |||
39’ | ジャック・ストラトン | |||
40’ | トム・テイラー | |||
43’ | セタ・タマニバル | |||
45’ | トム・テイラー |
レビュー
<マッチレポート>
vsトヨタヴェルブリッツ(2022/04/10)
「トヨタVにリベンジ!貴重な勝ち点5を手に入れる」
交流戦最終戦を勝利で終え、バイウィークを挟んだこの日、東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)はトヨタヴェルブリッツ(トヨタV)と対戦した。
ライバルとも評される両チームの対戦は、前半から拮抗(きっこう)した展開となる。トヨタVに先制こそ許したが、BL東京も食らいつき、試合は点を取られても取り返すシーソーゲームに。ラストプレーでBL東京がトライを奪い、5点リードで前半を終えた。
後半は、トヨタVのミスも重なり、BL東京のペースですすむ。フィジカルの強いトヨタVの圧力に押され、一時は1点差まで詰められるものの、ペースを崩すことなく、トライを重ねて相手を突き放した。ブザーが鳴った後にもトライを奪い、最終スコアは53 - 31で勝利。さらに、3トライ差をつけたため、貴重な勝点5点も手に入れた。
トヨタVには第4節で10点の差をつけられ敗戦していたが、「チャレンジャーとして挑むという点ではアドバンテージだった」とNO.8德永祥尭共同主将が話すよう、選手たちに気負いはなかった。
前半開始直後、フィジカルの強いトヨタVに何度もジャッカルされ、ボールを保持することができず、先制点を奪われる。BL東京が初トライを奪ったのは、前半21分。ラインアウトを起点にゴール前でラックをつくると、相手が手薄になった左サイドへ一気に展開し、3試合ぶりのスタメン入りを果たしたWTB松延泰樹がフィニッシュ。前半終了を知らせるホーンが鳴った後の41分にもトライを奪い、22 - 17で試合を折り返した。
後半のBL東京は前半の勢いのままモールからHO橋本大吾がトライを奪うと、徐々にゲームを支配していく。トヨタVの屈強なFW陣に押し込まれるなどして、一時は1点差にまで迫られるが、今年のBL東京は勝負強かった。焦りを見せることなく、後半28分には德永がバースデートライ。39分にはSHジャック・ストラトンがインターセプトからトライを奪い、勝負あり。このまま試合が終わるかに思われたが、3トライ差をつけてボーナスポイントを得るため、BL東京はホーンがなった後も攻め続けた。ミスなくフェーズを重ねた後半43分、CTBセタ・タマニバルがラックから直接ボールを取り出し、この日3本目となるトライ。勝ち点5を得た瞬間だった。SOトム・テイラーがキックも決め、最終スコアは52 - 31。トヨタVにリベンジを果たした。
勝利の要因は、トッド・ブラックアダーHCの「大事な瞬間で本当にハードワークしてくれて、最後に自分たちのスピリットを見せることができた」という言葉に集約されるだろう。何よりの収穫は、一度敗北した相手にリベンジした上に、プレーオフ進出に向けて貴重な勝ち点5を手に入れたことだ。この結果から、第12節終了時点でBL東京の順位は5位。プレーオフ進出圏内である4位の横浜キヤノンイーグルスとの差はわずか2ポイントとなった。
次の相手は、ブラックラムズ東京。第3節がコロナウイルスの影響で中止となったため、次節が今季初対戦となる。残り4節となった今シーズン。プレーオフ進出に向けてこれまで以上にタフなゲームが予想される。しかし、あくまでも選手たちは「ただ一つ一つの試合に取り組めるようにしたので、みんながそれ(順位)について言い合うことはない」(SH小川高廣共同主将)と考えている。今まで通り、BL東京らしいラグビーをするのみだ。次節も「このチームはまだまだ伸びる、もっと強くなる」というトッド・ブラックアダーHCの言葉を裏付けるプレーに期待したい。(ライター:内海日和)
<試合後コメント>
■トッド・ブラックアダー(HC)
Q.今日の試合を振り返っていかがですか。
すごく良い試合でした。本当に自分たちの選手のことを誇りに思っています。良い準備ができましたし、選手たちはすごくハードワークをしてくれました。特にラインアウト、スクラムがうまく機能したと思っていますし、全体ではマインドセットの部分、自分たちがアタックしたいという信念を見せることができました。トヨタVさんも最後まで諦めなかったのは素晴らしかったと思います。大事な瞬間で本当にハードワークしてくれて、最後に自分たちのスピリットを見せることができ、ボーナスポイントが取れたこともすごくうれしく思います。本当に素晴らしいラグビーを見せることができました。
Q.開幕から非常に調子が上がっていますが、具体的にどのようなところが改善され、良くなったのですか。
相手にフォーカスするというよりは一試合一試合自分たちにフォーカスして上達していこうと考えています。ラグビーがどんどん良くなることで自分たちの信念もより強くなっていると感じています。うれしいことは、このチームはまだまだ伸びる、もっと強くなるという信念を持っているチームであるということです。そういったことはリーダーやコーチングメンバーが表していますが、全員が同じ船に乗って全員で取り組んでいる感触があります。自分たちのプレーするラグビーは楽しむことのできるラグビーだと思っていますが、今日は80分になった後もアタックしているのを見ることができて本当にうれしかったです。また冷静になって来週の準備をしていきたいと思います。
Q.ジェイコブ・ピアス選手(LO)の復帰の経緯とプレーの評価を教えてください。
肩の部分をかなり痛めていましたので、ジェイコブにとって復帰は大変だったと思います。バイウィークの時にコンタクトの部分を徐々に入れて、フィットネスの部分でも必要なだけのレベルまで戻すという工程を経ました。メディカルチームがしっかり仕事をしてくれてうまくいったかなと思っています。復帰してくれてとてもうれしく思いますし、ジェイコブがいることで、体の大きなFWを有するトヨタVさんとも戦うことができたと思っています。ただ久しぶりの試合だったので、帰りの新幹線では熟睡して帰っていると思います(笑)。
■小川高廣(SH/共同主将)
Q.今日の試合を振り返っていかがですか。
今日はまず5ポイントが取れたことをうれしく思います。いろんなところでタフなゲームになったのですが、その状況の中で最後まで自分たちのラグビーをしっかりやり切ることができて結果が出せたと思います。残りの試合は全部大事になってきますが、相手のことよりも、自分たちのレベルが上がってきていると感じているので、さらにそのラグビーの精度を高めて来週もチャレンジしていきたいと思います。
Q.前半はスクラムで押される場面もありましたが、後半で改善されていました。チームの流れが一気に変わりました。
前半のフィードバックとしては、もともとトヨタVさんがフィジカルで来るのは分かっていたのですが、最初の2回ほど、ボールキャリーしてノットリリースザボールを取られるような場面もあったので、後半に入る時は、2人目がしっかり「win the race」してプレーしようという話をしたため良いテンポが出たかなと思います。
Q.今日の試合のポイントは何ですか。
今週は自陣からのエグジットのところをやってきたので、戦うべきところにまずボールを持って行って、蹴ってディフェンスをして敵陣で自分たちのアタックをするというところにフォーカスした試合でした。
■德永祥尭(No.8/共同主将)
Q.今日の試合を振り返っていかがですか。
相手に対してボーナスポイントを取って終われたというのが、毎週毎週積み上げてきたものを最後まで切らさずやれたことの証明だと思います。前回の試合で相手に10点差くらいで負けていて、順位が拮抗している相手に勝てたことに今日は素直に喜びたいと思います。
Q.フィジカルが勝負になった試合でしたが、ゲームの前後半でどのように修正をしたのですか。
前半上手くいっていたところはそのまま継続すること、例えばスクラムは勝っている部分があったので、スクラムはそのまま行こうと話していました。あとはディシプリンのところで反則が多く、ブレイクダウンで良い選手にボールに絡まれてそこでターンオーバーされている場面があったので、そこを修正しました。
Q.次週に向けて取り組みたいことを教えてください。
来週、再来週とショートウィークになるので、リカバリーが一番大事になると思います。リカバリーの中で強度の高い練習はできないので、頭を使ってコミュニケーションでミスをなくすような取り組みをしていこうと思います。
Q.同じ相手と二度戦うことに関して、もう一度戦う難しさ、またはやりやすさはありましたか。
僕らの方がやりやすかったと思います。前回(トヨタVに)負けているのもありますし、前節 神戸Sに良いかたちで勝っているのもありますし、リベンジしやすい、チャレンジャーとして挑むという点ではアドバンテージだったのかなと。ただ2回やるにしろ1回やるにしろ、自分たちのやることは何も変わらなくて、自分たちにフォーカスするだけなので、一貫して自分たちのパフォーマンスを出していけるように頑張っていきたいと思っています。
Q.ワールドクラスのバックローとのマッチアップが多いと思いますが、今日のフィーリングを聞かせてください。
どこのチームもバックローはレベルが高いと思います。毎試合自分にとってチャレンジですし、気が抜けないです。毎試合これだけ戦えるのはすごく楽しみで、自分自身少しでも成長しようという意欲が毎回出てくるので、その中でも目立てるようにもっと頑張っていきたいと思っています。
■リーチ・マイケル(FL)
Q.今日の試合を振り返っていかがですか。
前回の試合に勝ったことで、BL東京としてもすごく良い流れを持っている感触があり、練習の雰囲気にも少しずつ自信がついてきてやっていることがかたちになってきていました。今日のタイトな試合を勝ち切ったことでさらに自信をつけて次の試合に向けて準備したいと思います。
Q.ディフェンスでジャッカルなど活躍する場面が見られましたがご自身についてはいかがですか。
自分の中では毎週毎週調子は上がってきていると感じています。練習でハードに継続的にできていること、毎週の積み重ねがかたちになってきていると思います。
Q.フィジカルが勝負になった試合でしたが、ゲームの前後半でどのように修正をしたのですか。
前半は自分たちの良いペースをつかめず、ペナルティやブレイクダウンのミスも多かったのですが、後半はボールキープ、ブレイクダウンを綺麗にすれば東芝らしいアタックができると話し、修正できたので良かったです。
Q.バイウィークの過ごし方と次週に向けて取り組みたいことを教えてください。
バイウィークではやらないといけないメニューがあり、それを一人一人キープしてこなしたのと、リカバリーできたのはすごく良かったと思います。月曜日に集まった時にすごくエネルギーがあって良い時間を過ごせたと思いました。ここから先がすごく大変な試合になるので、1週間どれだけ大事に戦うかが後半に活きてくると思います。
Q.同じ相手と二度戦うことに関して、もう一度戦う難しさ、またはやりやすさはありましたか。
そんなに難しいことではないと感じています。BL東京は戦術を毎週相手によって変えているので、1週間楽しく準備ができていると思います。例えばサントリーサンゴリアスに前回負けていて、次回チャレンジャーの精神を持てることはアドバンテージがあるのかなと思います。東京としては勝てていないので、チャレンジャーとして臨むだけです。
Q.今日の試合のスコアに関して、一度点差が開いてから詰め寄られました場面もありました。最終的に突き放せた理由を教えてください。
一点差まで詰め寄られた時は、BL東京もやることを明確にして声の質や元気がなくならないように気を配った時間帯でした。そこでボールがどっちに転ぶかは待つだけだったので。良いディフェンスで相手にダメージを与えられたと思います。
Q.ワールドクラスのバックローとのマッチアップが多いと思いますが、今日のフィーリングを聞かせてください。
相手に良い選手はたくさんいますが、BL東京もマット・トッド(FL)というリーグワンの中で一番のバックローだと思っている選手がいますので、彼のプレーをいつも見て学んでいます。今日だけでなく、毎週ワールドクラスの選手と戦えることはすごく楽しいです。
イベント
<ハイライト映像>
3月27日に行われたNTTジャパンラグビー リーグワン2022 第12節 (トヨタヴェルブリッツ戦) のハイライト映像はこちら
https://youtu.be/rQn90o2oKgM
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