試合結果
RESULT
NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2022 第13節
秩父宮ラグビー場(東京)
HOST
ブラックラムズ東京
VISITOR
東芝ブレイブルーパス東京
HOME
ブラックラムズ東京
VISITOR
東芝ブレイブルーパス東京
T | G | PT | PG | DG | スコア | T | G | PT | PG | DG | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 8 | 前半 | 22 | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 |
2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 14 | 後半 | 21 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 |
3 | 2 | 0 | 1 | 0 | 22 | 合計 | 43 | 6 | 5 | 0 | 1 | 0 |
登録選手
HOME ブラックラムズ東京 |
TEAM | VISITOR 東芝ブレイブルーパス東京 |
||
---|---|---|---|---|
No | 名前 | POS | 名前 | No |
1 | 谷口 祐一郎 | PR | 藤野 佑磨 | 1 |
2 | 森 雄基 | HO | 大内 真 | 2 |
3 | 大川 創太郎 | PR | 小鍜治 悠太 | 3 |
4 | 柳川 大樹 | LO | ワーナー・ディアンズ | 4 |
5 | マイケル・ストーバーグ | LO | ジェイコブ・ピアス | 5 |
6 | 福本 翔平 | FL | リーチ マイケル | 6 |
7 | 湯川 純平 | FL | マット・トッド | 7 |
8 | アマト・ファカタヴァ | NO.8 | 山本 浩輝 | 8 |
9 | マット・ルーカス | SH | 杉山 優平 | 9 |
10 | アイザック・ルーカス | SO | トム・テイラー | 10 |
11 | 古賀 由教 | WTB | 松延 泰樹 | 11 |
12 | 堀米 航平 | CTB | 中尾 隼太 | 12 |
13 | 池田 悠希 | CTB | ニコラス・マクカラン | 13 |
14 | ネタニ・ヴァカヤリア | WTB | ジョネ・ナイカブラ | 14 |
15 | メイン 平 | FB | 豊島 翔平 | 15 |
16 | 大西 将史 | リザーブ | 原田 衛 | 16 |
17 | 千葉 太一 | リザーブ | 金 寛泰 | 17 |
18 | 柴田 和宏 | リザーブ | 知念 雄 | 18 |
19 | タラウ・ファカタヴァ | リザーブ | シオネ・ラベマイ | 19 |
20 | 山本 秀 | リザーブ | 德永 祥尭 | 20 |
21 | 高橋 敏也 | リザーブ | 高橋 昴平 | 21 |
22 | マット・マッガーン | リザーブ | 森 勇登 | 22 |
23 | 栗原 由太 | リザーブ | 桑山 聖生 | 23 |
試合経過
- トライ
- ゴール
- ペナルティゴール
- ドロップゴール
- 入替・交替
- イエローカード
- レッドカード
ブラックラムズ東京 | 東芝ブレイブルーパス東京 | |||
---|---|---|---|---|
2’ | 山本 浩輝 | |||
3’ | トム・テイラー | |||
10’ | 大内 真 | |||
11’ | トム・テイラー | |||
14’ | トム・テイラー | |||
アイザック・ルーカス | 21’ | |||
アマト・ファカタヴァ | 25’ | |||
28’ | ジョネ・ナイカブラ | |||
ハーフタイム | ||||
森 雄基 → 大西 将史 | 0’ | |||
4’ | 大内 真 | |||
5’ | トム・テイラー | |||
大川 創太郎 → 柴田 和宏 | 10’ | |||
マット・ルーカス → 高橋 敏也 | 10’ | |||
堀米 航平 → マット・マッガーン | 10’ | |||
11’ | 杉山 優平 → 高橋 昴平 | |||
16’ | 藤野 佑磨 → 金 寛泰 | |||
16’ | 小鍜治 悠太 → 知念 雄 | |||
16’ | 松延 泰樹 → 桑山 聖生 | |||
古賀 由教 → 栗原 由太 | 17’ | |||
大西 将史 | 19’ | |||
マット・マッガーン | 20’ | |||
20’ | マット・トッド → 德永 祥尭 | |||
谷口 祐一郎 → 千葉 太一 | 24’ | |||
25’ | ジェイコブ・ピアス | |||
25’ | 大内 真 → 原田 衛 | |||
26’ | トム・テイラー | |||
マイケル・ストーバーグ → タラウ・ファカタヴァ | 26’ | |||
27’ | ジェイコブ・ピアス → シオネ・ラベマイ | |||
福本 翔平 → 山本 秀 | 30’ | |||
栗原 由太 | 33’ | |||
マット・マッガーン | 34’ | |||
34’ | トム・テイラー → 森 勇登 | |||
37’ | 桑山 聖生 | |||
38’ | 中尾 隼太 |
レビュー
<マッチレポート>
vsリコーブラックラムズ東京
「セットプレーでBR東京を圧倒 今季初の3連勝を手にする!」
青空が広がる中で、東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)はこの日、秩父宮ラグビー場で、ブラックラムズ東京(BR東京)と対戦した。
BL東京は立ち上がりから主導権を握り、一時は17点の差をつける。しかし、ゲームが中盤に差し掛かると、徐々にトライラインに近づくことができなくなり、自陣でプレーする時間が長くなっていった。
22 - 8で迎えた後半は、開始直後にモールトライを奪う。ここで勢いに乗るかに思われたが、BR東京のディフェンスに押し込まれ、なかなか突破口をひらけない。それでも、安定したセットプレーで着実に得点を重ね、タイムアップ。43 - 22でチームはつの3連勝を手にした。
BL東京は中5日というショートウィークで今節に臨んだ。前半開始直後、この試合最初のアタックでLOワーナー・ディアンズがビッグゲインを見せる。そこでつくられたラックを起点に展開し、左サイドで待ち構えていたNO.8山本浩輝がトライ。前半2分のことだった。その8分後には、敵陣10メートルで得たラインアウトから、モールを組みHO大内真がグラウンディング。その後にPGも決め、スコアを17 - 0とするが、ここからBR東京を突き放すことができない。前半25分は、BR東京の圧力を受け止めきれずに、トライを献上。しかし、そこで崩れることなく前半28分に、WTBジョネ・ナイカブラがハーフラインからの独走トライを魅せ、22 - 8。14点リードで前半を終えた。
後半開始直後、敵陣5メートルの位置でラインアウトをもらうと、ワーナーがジャンパーとしてボールを受けモールを組み、大内がこの日2本目のトライ。前半と同じかたちで得点し、この勢いに乗るかと思われたが、LOジェイコブ・ピアスや、FLリーチマイケルらがビックゲインする場面は見られるものの、サポートが続かず得点に結びつけられない。そんな中でも後半25分には、またもモールを起点にし、ジェイコブがトライ。相手ディフェンスの圧力に苦しみながらも、安定したセットプレーで得点を重ねていった。後半37分には、久々の出場となったWTB桑山聖生が追加点を奪い、ボーナスポイントの条件である3トライ差をつけて、試合は終了。43 - 22でBR東京を下した。
トッド・ブラックアダーHCが「若手を含めてチームの層が徐々に厚くなってきている」と話すよう、今節の収穫は若い選手の活躍だろう。先日20歳になったばかりのワーナー、スタメンとしてゲームのテンポをつくったSH杉山優平、先月まで大学生で、今季初出場のHO原田衛、途中交代でSOとしてゲームをコントロールしたSO森勇登など、若い選手とリーチらベテラン選手が混ざったメンバーで勝利をつかみ取れたことには、大きな意味がある。
この日取ったトライは7本。そして、BR東京とのトライ数の差は3本。今節も見事ボーナスポイントを獲得し、勝点5を手中に収めた。現在5位につけるBL東京がプレーオフに進出するためには、なるべく多くの勝ち点を取っていかなければならないが、「1週間1週間、目の前の相手に対してしっかり対策することが一番」(リーチ)という選手たちの気持ちは変わらない。
次戦の相手は、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪。今年1月に行われた第2節ぶりの対戦だ。ホストゲームも3試合ぶりとなるが、このゲームはホストゲームとして初めてのナイター開催となる。来る4月22日(金)。会場に来るファンを沸かせられるか。次節にも期待したい。(ライター:内海日和)
<試合後コメント>
トッド・ブラックアダー(HC)
Q.今日の試合を振り返っていかがですか。
今日は全員の選手を誇りに思いました。準備がしっかりできた良い週を過ごせて、試合の開始から勢いを出せたのがすごく良かったです。リーダーをはじめとしたメインの選手のおかげですし、選手たちが課されている自分の役割をしっかり全うし、自分たちのアタックをうまくやってくれました。ディフェンス面でもすごく誇りに思います。BR東京はボールを維持してどんどんプレーしてくる、すごく脅威のある強いチームです。彼らの取ったトライも素晴らしく思います。ただ自分たちの選手がすごく良いプレーで、80分間プレーをやり切ってくれたことを誇りに思います。最後に一番自分としてうれしく思うのは、若手を含めてチームの層が徐々に厚くなってきているところだと思います。当然良いメンバーもいましたが、さらにその層が深くなってきていると思いますし、選手たちが自分をフィールド上で表現して充実したプレーをしてくれるのを見られたことを本当にうれしく思います。また、両チームが素晴らしいファンに見守られながら試合できるのを見ることができて良かったです。
Q.リーグワンでも様々なスタッツが上位にランクインしていますが、どのようなところに取り組んでトライに繋がっていると思いますか。
エグジットの部分が大きいのかなと思います。シーズンの前半は自陣でプレーをしてしまう時間が多く、ミスがすごく多かったのですが、それが今は敵陣に近いところでプレーできています。オフロードでミスをしたとしても痛みに繋がらない、自分たちとしてはポジティブなプレーを続けられるようになっていますし、ランとキックのバランスも良くなってきました。そのようなことでスタッツもより良い数字になってきているのだと思います。
Q.モールトライが安定してきている印象を受けますが、どのようなところを改善したのですか。
自分たちとしてはモールにフォーカスすることで自信を持ってやれています。FWコーチ、選手たちがフォーカスしてモールに取り組んでくれています。ただそこだけではなくバリエーションも持っているので、今日の前半の最後のように他のプレーを選択する時もあります。ただモールでドライブできているというのは自分たちにとってうれしく思いますし、モールにするか、プレーするのかという選択は良いバランスが取れてきています。
Q.一つ一つの試合が重要になってくる中でも、一人でも多くの選手を使いたいという意図はあるのでしょうか。
育成の部分に自信を持ってやっていきたいと思っています。選手たちを信じていますし、自分たちのラグビーのシステムも信じています。もちろん自分の中で葛藤はありますが、若手選手がチャンスをつかんでしっかりやってくれているのを信用していますし、若手選手がBL東京に加入した時に、出場するチャンスがあることは伝えています。今日については、森勇登(WTB)がトム・テイラー(SO) と交代しましたが、リーダー陣で話したうえで最終的に出そうと思いました。原田衛(HO) も大学を卒業したばかりですが今日プレーしましたし、すごくBL東京の中でハードに練習ができています。杉山優平(SH) も活躍してくれましたね。
■リーチ マイケル(FL/ゲームキャプテン)
Q.今日の試合を振り返っていかがですか。
多くのファンの前でプレーできて非常にうれしかったです。BL東京としては短い1週間でしたが、準備の中で、試合に出ていないメンバーが、モールやスクラム、ディフェンスなどで良い動きをし、良い練習台になってくれました。チームとしては良い雰囲気ですし、自信も少しずつ上がってきています。会話もすごくポジティブになってきていますし、今年は(プレーオフに)いけるんじゃないかという声もあがってきて、この声はこの5、6年間あがってきていなかったので、すごく良いことだと思っています。今後も連戦が続く中で、まだまだチャレンジャーなので、もう一度準備して頑張っていきたいと思います。
Q.ご自身でもチームをポジティブに捉えているのでしょうか。
かたちになるまで3年くらいかかりましたが、毎年良いチームになってきて、若手が良くなってきたのはすごく良い影響だと思います。
Q.モールトライが安定してきている印象ですが、どのようなところを改善したのですか。
ゲームに出ることができていない藤田貴大選手(FL) 、梶川喬介選手(LO) が本当に強くて、チーム内でもかなり厳しい練習をしています。それが一つの原因だと思います。
Q.スコア差の焦りはあったのですか。
ボーナスポイントを取ることはこの1週間話していましたが、そんなに焦っている感じはなかったです。
Q.前半の最後、ショットではなくトライを取りに行ったところはボーナスポイントを意識していていたのですか。
プレッシャーをかけるというのが一つで、確実に3点取るかトライを取りに行くかという時に、モールの調子としてトライ取ったほうが良いと(判断しました)。
Q.残り3勝すればプレーオフ進出の可能性がありますが、今後大事になってくるのはどのようなことだと思いますか。
1週間1週間、目の前の相手に対してしっかり対策することが一番かなと。BL東京はチャレンジャーなので、先のことではなく、次戦に向けて頑張りたいと思います。
■ジェイコブ・ピアス(LO)
Q.今日の試合を振り返っていかがですか。
タフな試合でした。このリーグで簡単に勝てる試合はないと思っていますが、まさにそういう試合でした。素晴らしい試合でしたし、想像はしていましたがタフなチームでした。
Q.残り3試合になりますが、これまでのリーグをどのように捉 えていますか。
タフなリーグですね。前半には勝てた試合を落としてしまったのは残念ですが、後半はタフな相手にも勝てたのが良かったと思います。
Q.序盤からリーグワンにアジャストできていた印象を受けますがいかがですか。
本当に速さと展開の部分に関してはニュージーランドと日本のラグビーには共通点があると思います。ただ本当に速さには驚いた部分がありました。ここ数年の日本のラグビーの進化には驚いていますし、今後はさらにタフなリーグになってくると思います。
■ワーナー・ディアンズ(LO)
Q.今日の試合を振り返っていかがですか。
タフな試合でした。自分たちのディフェンスが試される相手でした。アタックが素晴らしい相手に対して、落ち着いて対応できたのは良かったです。自分たちのやりたいラグビーができたという部分では良かったと思います。
Q.今日の試合では相手に高校の先輩もいらっしゃいましたが、意識はしたのですか。
気持ち良かったです、後輩として応援されているようで。試合の中のハードワークや、何度も何度もプレーするところが自分の中で一番成長できていて、それを先輩に見せることができたと思います。
Q.相手のキッカーに対してのチャージ意識が高い印象を受けま す。ディフェンス面の意識づけは強く持っているのでしょうか。
身長が高く、腕も長いため、若い頃からキッカーに対するプレッシャーは意識しています。LOとしてSHに良いプレッシャーを与えるのが大事だと思っています。
イベント
<ハイライト映像>
4月16日に行われたNTTジャパンラグビー リーグワン2022 第13節 (ブラックラムズ東京戦) のハイライト映像はこちら
https://youtu.be/kXekRZWSSjM
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