試合結果

RESULT

JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2022 第14節

秩父宮ラグビー場(東京)

35

21 前半 0
14 後半 7

7

HOST

東芝ブレイブルーパス東京

東芝ブレイブルーパス東京

35

-

7

21 前半 0
14 後半 7

VISITOR

NTTドコモレッドハリケーンズ大阪

NTTドコモレッドハリケーンズ大阪

HOME
東芝ブレイブルーパス東京

VISITOR
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪

T G PT PG DG スコア T G PT PG DG
3 3 0 0 0 21 前半 0 0 0 0 0 0
2 2 0 0 0 14 後半 7 1 1 0 0 0
5 5 0 0 0 35 合計 7 1 1 0 0 0

登録選手

HOME
東芝ブレイブルーパス東京
TEAM VISITOR
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪
No 名前 POS 名前 No
1 藤野 佑磨 PR 岡部 瞬 1
2 大内 真 HO フランコ ・マレー 2
3 知念 雄 PR 杉本 達郎 3
4 ワーナー ・ディアンズ LO ヴィンピー ・ファンデルヴァルト 4
5 ジェイコブ ・ピアス LO ルアン ・フェルマーク 5
6 シオネ ・ラベマイ FL 大椙 慎也 6
7 德永 祥尭 FL 繁松 哲大 7
8 山本 浩輝 NO.8 杉下 暢 8
9 杉山 優平 SH ティアン ・メイヤー 9
10 中尾 隼太 SO 高野 祥太 10
11 桑山 聖生 WTB 石川 貴大 11
12 ニコラス・マクカラン CTB ニック ・グリッグ 12
13 セタ ・タマニバル CTB 金 勇輝 13
14 ジョネ ・ナイカブラ WTB 茂野 洸気 14
15 松永 拓朗 FB ラリー ・スルンガ 15
16 原田 衛 リザーブ 牛原 寛章 16
17 金 寛泰 リザーブ 西浦 洋祐 17
18 小鍜治 悠太 リザーブ 金 廉 18
19 梶川 喬介 リザーブ タイラー ・ポール 19
20 伊藤 鐘平 リザーブ 李 智栄 20
21 高橋 昴平 リザーブ 井之上 明 21
22 森 勇登 リザーブ 鶴田 馨 22
23 豊島 翔平 リザーブ 吉澤 太一 23

試合経過

  • トライ
  • ゴール
  • ペナルティゴール
  • ドロップゴール
  • 入替・交替
  • イエローカード
  • レッドカード
東芝ブレイブルーパス東京 NTTドコモレッドハリケーンズ大阪
大内 真 15’    
中尾 隼太 16’    
杉山 優平 19’    
中尾 隼太 20’    
    24’ 石川 貴大 → 吉澤 太一
藤野 佑磨 29’    
中尾 隼太 30’    
セタ・タマニバル 38’    
ハーフタイム
    13’ フランコ・マレー → 牛原 寛章
    13’ 岡部 瞬 → 西浦 洋祐
    13’ 杉本 達郎 → 金 廉
    13’ ヴィンピー・ファンデルヴァルト → タイラー・ポール
大内 真 15’    
知念 雄 → 小鍜治 悠太 16’    
ワーナー・ディアンズ → 梶川 喬介 16’    
杉山 優平 → 高橋 昴平 16’    
中尾 隼太 17’    
    20’ ラリー・スルンガ
    20’ 高野 祥太
藤野 佑磨 → 金 寛泰 21’    
ジョネ・ナイカブラ → 豊島 翔平 21’    
大内 真 → 原田 衛 21’    
シオネ・ラベマイ → 伊藤 鐘平 27’    
    27’ 高野 祥太 → 井之上 明
    34’ 杉下 暢 → 李 智栄
    34’ ニック・グリッグ → 鶴田 馨
豊島 翔平 36’    
中尾 隼太 37’    
松永 拓朗 → 森 勇登 38’    

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レビュー

<マッチレポート>
vsNTTドコモレッドハリケーンズ大阪(2022/04/22)

「アクシデントにも焦らずRH大阪を圧倒 今季初の4連勝を手にする」
 東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)が主催するホストゲームで、今季初のナイト開催となったこの日、秩父宮ラグビー場には5,545人もの観客が来場し、BL東京はNTTドコモレッドハリケーンズ大阪(RH大阪)と対戦した。
 前半、BL東京は敵陣でのラインアウトを起点に何度もチャンスを作り、モールトライを中心など計4トライの猛攻を仕掛ける。RH大阪を自陣22メートル以内に入れたのはたった一度だけと、ディフェンスも怠らない。ところが、危険なタックルで1人の選手がレッドカードをもらい、BL東京は残り時間40分以上を14人で戦わなければいけなくなった。
 BL東京は21点のリードを広げるべく、後半に臨んだ。1人少ないディフェンスラインの隙を突かれて幾度もピンチを迎えたが、被トライは1に抑え、RH東京を突き放す。終わってみれば、スコアは35 - 7。盤石な勝利を収め、今シーズン初の4連勝を手にした。

 前半、主導権を握ったのはBL東京だった。前半18分に敵陣ゴール前でラインアウトを得ると、HO大内真がモールトライ。シーズン終盤になって安定してきたセットプレーでチャンスをものにし、先制した。前半18分にはBK陣が躍動する。CTBニコラス・マクラカンが、右サイドで待つWTBジョネ・ナイカブラにショートパスをつなぐと、ジョネが自慢のスピードで相手をひきつけ、ボールをSH杉山優平へ。杉山はインゴールを駆け抜けた。その勢いそのままに、前半29分にもラインアウトモールからチャンスをつくる。FW陣が体を当てて相手を押し込むと、最後はPR藤野佑磨がボールをグラウンディングした。
 盤石な試合運びに見えたが、アクシデントは前半38分に起こる。CTBセタ・タマニバルがハイパントキックをキャッチした相手に危険なタックルをしたとされ、レッドカードで退場。残り時間を14人で戦わなければいけなくなり、試合を折り返した。

 後半は、数的不利の状況下でディフェンスの穴を突かれ、何度も失点のピンチを迎える。その中でも、後半15分には大内が本日2度目のモールトライを獲得し、RH大阪を突き放した。しかし後半20分、左右に展開するRH大阪に対して、1人少ない分の穴を埋められずにトライを奪われる。15人の相手に14人でプレーする苦しい状況で、攻めあぐねる場面も多くなっていった。しかし、「ボールを持ってアタックし続け、後ろのスペースをカバーする選手を減らして前に重点を置いたディフェンスをする」(SO中尾隼太)と、BL東京はアクシデントにも冷静に対応。さらに、相手ボールスクラムでターンオーバーを奪うなど、セットプレーでRH大阪を圧倒する。後半37分には途中出場のFB豊島翔平がトライを奪い、BL東京のリードが変わることはなく、35 - 7でRH東京に勝利した。

 今節で証明して見せたのは、セットプレーの安定と対応力だろう。14人という状況で攻め手が限られた中でも、セットピースから確実に得点を重ねることができた。また、中尾FB松永拓朗らユーティリティープレーヤーがポジションを変える場面も見られ、アクシデントにも焦ることなく柔軟な対応ができたといえる。試合を経るごとにチームとしての力がついてきていることは明白だ。
 次節は、今季最後のホストゲームとなる。相手は東京サンゴリアス。開幕戦で戦った際には、前半リードで試合を折り返したものの、後半に逆転されて敗北を喫している。しかし、同じ府中に本拠地を置くチームとして、またプレーオフ進出に向けて、絶対に負けるわけにはいかない。「強い相手ですが僕たちのほうが良いスタッフ陣、良いチームだと自信を持って臨みたい」(FL德永祥尭)と選手たちの気合いは十分だ。府中ダービーを制するのはどちらのチームか。シーズンも終わりに差し掛かる今、BL東京にとってここが正念場だ。(ライター:内海日和)

<試合後コメント>
■ジョー・マドック(AT)
Q.今日の試合を振り返っていかがですか。
 RH大阪さんはフィジカルのあるチームだとわかっていたので、自分たちにとってもチャレンジな試合になるとは感じていました。前半にポジションエントリー、エリアのところがしっかり取れたので、コントロールできていました。FWがしっかりドライブしてくれたのが良かったのかなと思います。レッドカードについては非常に残念な結果になってしまったのですが、残された選手たちが残りの45分間しっかりプレーしてくれたことを誇りに思います。現時点でトップ4に入ることができたので、明日の結果次第ですが、このままトップ4にい続けることができるようにしたいです。

Q.コーチとして感じた今年のチームの大きな変化はありますか。
 一番大きな良い変化としては、選手たちがグループとして上がってきていて、良いストラクチャーでラグビーができているところがこの2年間で一番成長したところだと思います。BL東京はいつもタレントが揃っていて、特に今シーズンはエクスキュ―ション、基礎の部分がしっかりできたうえでトライを重ねることができているので、そこも評価しています。

Q.今シーズンの前半は失点やペナルティが多かった印象を受けましたが、シーズンの時間が限られている中で課題を修正するよりも長所を伸ばす、得点を伸ばすようなコーチングスタッフの考え方があるのでしょうか。
 シーズン序盤のところで相手に17個のペナルティを与えてしまっていて、やはりそれだと試合に勝つことができないというのは感じていました。アタックに関しては私がアタックを担当しているので、選手たちがそのようなかたちでもトライを重ねてくれていることは誇りに思っています。やはりボールをターンオーバーされてしまった時に、自分たちにディフェンスのところでプレッシャーがかかってしまうので、アタックの観点からボールをしっかり大事にすることに関しては意識してやってきました。ディフェンスは14人でもしっかりできていました。もちろんストレングスのところをアタック、ディフェンスでも良くしていくために毎週毎週取り組んでいきます。今日は何点かのフォーカスポイントを挙げて試合に臨んだのですが、そこは来週も変わらないと思います。

■德永 祥尭(No.8/共同主将)
Q.今日の試合を振り返っていかがですか。
 今日の試合に入るにあたって3つのポイントを大事にしていました。1つ目が、相手によって毎週毎週いろんなアタックをしているのですが、スイッチを切らないようにすること。2つ目に、相手はフィジカルでプレッシャーをかけてくるので、そこに対して受けずに自分たちで体を当てていくこと。3つ目に、メンバーも変わっている中で、チームでコネクションを取って、同じ絵を見て戦おうという声をかけていました。それが今日の結果につながったと思いますし、1週間通して良い準備ができたと思います。

Q.PGではなくトライを取りに行ったシーンもありましたが、ボーナスポイントで勝とうというのは意識していたのですか。
 もちろん意識していましたし、最初のスクラムで前に出られている感覚があって、モールトライも取れて相手が明らかにモールを嫌がっており、レフリーのコールもあったので、そこに対してしっかりプレッシャーをかけていこうと思いました。途中からレッドカードが一枚出た状態でも自分たちが前に出られることが分かっていましたし、アタックの時間も使えるということでプレーを選択しました。

Q. モールが先週も含めて武器になっていると思いますが、今季ここまで武器になったのはなぜですか。
 シーズン最初の方はモールトライがあまり取れず、BKが基本トライを取っていたのですが、そこに対してFWも自信を持ってやろうという思いと、あとは練習量の部分だと思います。

Q. トップ4に入るに向けてチームの雰囲気はいかがですか。
 本当に雰囲気はすごく良くて、僕らは試合に出られない選手のことをK9(Canines)と呼んでいて、日本語で言う犬歯のことなのですが、オオカミは犬歯があるから噛み切ることができる、つまり目の前のサポート無くして勝つことはできないという意味があります。そのケイナインのサポートの部分、彼らが対戦相手になりきってやってくれますし、ある意味試合よりしんどい練習強度で自分たちを犠牲にして体で表現してくれるので、そのおかげで今自分たちも自信をもって週末に臨むことができますし、チームの雰囲気もすごく良いです。

Q. 勝ち点を取りに行かければいけない反面、今週どこよりも早い試合というのに緊張感はありましたか。また来週の意気込みを聞かせてください。
特段何も緊張はなかったです。チームの中でS&Cコーチが過ごし方に関するフォーマットを毎週出してくれるので、それ通りに自分たちでうまくコントロールして試合に臨みました。
来週の府中ダービーは必ず勝たないといけない相手ですし、そこに勝てばトップ4に入れるので、強い相手ですが僕たちのほうが良いスタッフ陣、良いチームだと自信を持って臨みたいです。

■中尾隼太(SO)
Q.今日の試合を振り返っていかがですか。
 早い時間で14人になって苦しい状況でしたが、チームとしてやることを具体的に決めて、アタックではボールを持ってアタックし続けること、ディフェンスでは後ろのスペースをカバーする選手を減らして前に重点を置いてディフェンスをしながら試合を進めていくこと、そのうえで受けにならずアグレッシブに行こうと話していました。そこをうまく9番、10番、15番がコントロールできた結果がボーナスポイント付きで勝利できた要因だと思います。

Q. 最後トライが取れるようで取れない時間が続いたと思いますが、どのようなことを考えられていたのですか。
 敵陣にい続ければディフェンスもアタックもチャンスが来るので、そこは意識していました。

Q.ディフェンスが進化している印象を受けますがそこに関してはいかがですか。
 ディフェンスに関しては自信を持ってやっています。理由としては今年のディフェンスコーチであるアリスター・ロジャースの指導です。前に上がって相手を止めるところで、ディフェンスに関してより詳細に教えてもらい、それをグラウンドで原体験に変える、その結果自分自身のパフォーマンスがよくなってきていると思います。

Q. CTBでプレーすることには慣れているのですか。
 僕らのラグビーのスタイルが10番と12番でコントロールしていくようなスタイルなので、そこまで大きな違いはないと思っています。10番だったらよりゲームメイクを考える1週間、12番だったらよりフィジカルというような準備の仕方は少し変わりますが、毎回両方プレーしないといけないので、そこはどちらも対応できるようにしています。

Q.チームのアタックが向上している原因は何だと考えていますか。
 もともとトッド・ブラックアダーHCとジョー・マドックATコーチが(BL東京に)来た時から今のようなラグビースタイルを落とし込んでいたのですが、それに必要なスキルが足りていなかったため、良い時は良い、悪い時は悪いという一貫性のない感じでした。そこのスキルセットのレベルが3年目になってすごく上がってきて安定している結果、毎回良いパフォーマンスが出せているのだと思います。

Q. そのスキルセットはなぜ向上したのですか。
 キャッチ、パス、視野の部分などのベーシックなところはずっと積み上げてきたものがあると思っています。それに加えて、より詳細なコミュニケーションが取れるようになってきたと考えています。例えば、ただ「ディープ」と言うのではなく、「5時の方向に」のような小さな詳細が選手間で取れるようになり、そこにスキルがついてきたというところだと思います。

■大内真(HO)
Q.今日の試合を振り返っていかがですか。
 FWに関しては、この1週間試合に出ていないメンバーがよく動いてくれて、試合に対して良い準備で臨めたところが良い結果につながったと思います。

Q.モールのコントロールに関して、好調の原因は何ですか。
 ジャンパーの選手が明確なコミュニケーションを示してくれることによって、全員でまとまったモールが組めています。練習でも、コミュニケーションのところもそうですし、誰がどこに入ってどっちを押すというような細かい詳細にこだわっているところが良い方向に向かっていると思います。

Q.BL東京に入る前に見ていた印象と、入ってからのチームの魅力を教えてください。
 自分はNZのチーフスでリーチマイケル(No.8)さんと一緒にトレーニングをやっていたのですが、マイケルさんが入る前からBL東京がFWにすごくこだわっていて、一貫性のあるチームだとは聞いていました。実際は行ってみるとやはりみなさん優勝に向けてハードワークしていて芯がある人間が多く、自分の予想の2倍3倍取り組んでいたので、すごく良いチームだと思いました。

イベント

<ハイライト>

4月22日に行われたNTTジャパンラグビー リーグワン2022 第14節 (NTTドコモレッドハリケーンズ大阪戦) のハイライト映像はこちら
https://youtu.be/-cuVrVPfufA

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