試合結果
RESULT
NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 第10節
秩父宮ラグビー場
HOST
東芝ブレイブルーパス東京
VISITOR
三菱重工相模原ダイナボアーズ
HOME
東芝ブレイブルーパス東京
VISITOR
三菱重工相模原ダイナボアーズ
T | G | PT | PG | DG | スコア | T | G | PT | PG | DG | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4 | 2 | 0 | 0 | 0 | 24 | 前半 | 14 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 |
3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 17 | 後半 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
7 | 3 | 0 | 0 | 0 | 41 | 合計 | 19 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 |
チケット
【リーグワン公式レポート】
NTTリーグワン2023-24 D1 第10節レポート(BL東京 41-19 相模原DB)
【リーグワン公式ハイライト】
BL東京 vs 相模原 DB|NTTリーグワン2023-24 D1 第10節
登録選手
HOME 東芝ブレイブルーパス東京 |
TEAM | VISITOR 三菱重工相模原ダイナボアーズ |
||
---|---|---|---|---|
No | 名前 | POS | 名前 | No |
1 | 眞壁 照男 | PR | 細田 隼都 | 1 |
2 | 原田 衛 | HO | 安江 祥光 | 2 |
3 | 小鍜治 悠太 | PR | 蜂谷 元紹 | 3 |
4 | ワーナー・ディアンズ | LO | ウォルト ・スティーンカンプ | 4 |
5 | アニセ サムエラ | LO | リンディ 真ダニエル | 5 |
6 | 伊藤 鐘平 | FL | 鶴谷 昌隆 | 6 |
7 | 德永 祥尭 | FL | 坂本 侑翼 | 7 |
8 | シャノン・フリゼル | NO.8 | マリノ ・ミカエリトゥウ | 8 |
9 | 杉山 優平 | SH | 岩村 昂太 | 9 |
10 | リッチー ・モウンガ | SO | ジェームス ・グレイソン | 10 |
11 | 森 勇登 | WTB | 小泉 怜史 | 11 |
12 | ロブ ・トンプソン | CTB | トニシオ ・バイフ | 12 |
13 | セタ ・タマニバル | CTB | マット ・ヴァエガ | 13 |
14 | 桑山 淳生 | WTB | タウモハパイ ホネティ | 14 |
15 | 松永 拓朗 | FB | 石田 一貴 | 15 |
16 | 橋本 大吾 | リザーブ | 宮里 侑樹 | 16 |
17 | 三上 正貴 | リザーブ | 森本 潤 | 17 |
18 | タウファ ・ラトゥ | リザーブ | 知念 雄 | 18 |
19 | PJ ・スティーンカンプ | リザーブ | 吉田 杏 | 19 |
20 | アサエリ ・ラウシー | リザーブ | 徳田 亮真 | 20 |
21 | 髙橋 昴平 | リザーブ | 福山 竜斗 | 21 |
22 | 眞野 泰地 | リザーブ | カーティス ・ロナ | 22 |
23 | 松延 泰樹 | リザーブ | ヘンリー ブラッキン | 23 |
試合経過
- トライ
- ゴール
- ペナルティゴール
- ドロップゴール
- 入替・交替
- イエローカード
- レッドカード
東芝ブレイブルーパス東京 | 三菱重工相模原ダイナボアーズ | |||
---|---|---|---|---|
9’ | 鶴谷 昌隆 → 吉田 杏 | |||
森 勇登 | 10’ 5 0 | |||
リッチー ・モウンガ | 10’ 7 0 | |||
10’ 7 0 | 坂本 侑翼 → 徳田 亮真 | |||
原田 衛 | 14’ 12 0 | |||
リッチー ・モウンガ | 16’ 14 0 | |||
德永 祥尭 | 22’ 19 0 | |||
シャノン ・フリゼル | 25’ 24 0 | |||
29’ 24 0 | 徳田 亮真 → 吉田 杏 | |||
32’ 24 5 | 吉田 杏 | |||
32’ 24 7 | ジェームス ・グレイソン | |||
34’ 24 12 | マット ・ヴァエガ | |||
35’ 24 14 | ジェームス ・グレイソン | |||
ロブ ・トンプソン → 眞野 泰地 | 36’ 24 14 | |||
ハーフタイム | ||||
5’ 24 14 | 安江 祥光 → 宮里 侑樹 | |||
8’ 24 14 | 蜂谷 元紹 → 知念 雄 | |||
9’ 24 14 | 細田 隼都 | |||
9’ 24 14 | ジェームス ・グレイソン | |||
桑山 淳生 | 10’ 29 14 | |||
眞壁 照男 → 三上 正貴 | 12’ 29 14 | |||
原田 衛 → 橋本 大吾 | 12’ 29 14 | |||
小鍜治 悠太 → タウファ ・ラトゥ | 12’ 29 14 | |||
ワーナー ・ディアンズ → PJ ・スティーンカンプ | 12’ 29 14 | |||
杉山 優平 → 髙橋 昴平 | 12’ 29 14 | |||
桑山 淳生 | 16’ 34 14 | |||
19’ 34 14 | ジェームス ・グレイソン → ヘンリー ブラッキン | |||
19’ 34 14 | トニシオ ・バイフ → カーティス ・ロナ | |||
21’ 34 14 | ウォルト ・スティーンカンプ → 吉田 杏 | |||
德永 祥尭 → アサエリ ・ラウシー | 26’ 34 14 | |||
28’ 34 19 | マリノ ・ミカエリトゥウ | |||
桑山 淳生 → 松延 泰樹 | 29’ 34 19 | |||
29’ 34 19 | 岩村 昂太 → 福山 竜斗 | |||
29’ 34 19 | 細田 隼都 → 森本 潤 | |||
アサエリ ・ラウシー | 41’ 39 19 | |||
リッチー ・モウンガ | 42’ 41 19 |
レビュー
【マッチレポート】
vs三菱重工相模原ダイナボアーズ(2024/3/17)
「多彩なパスワークやスクラムで相模原DBを圧倒! 9勝1敗でシーズン終盤へ」
白熱した全勝対決からはや1週間が経ち、春の暖かさが感じる頃となった秩父宮ラグビー場。東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)は、リーグワン第10節、三菱重工相模原ダイナボアーズ(相模原DB)と対戦した。
前半は、テーマの『スピード』を体現した攻撃力でトライを重ね、10点リードの24-14。
後半は、数的有利を生かしてチャンスをものにするものの、自らのミスから相手に形勢が傾いてしまう場面もみられた。それでも終盤は粘り強く相模原DBの反撃を抑え切り、力強いNO.8アサエリ・ラウシーのトライで勝負あり。最終スコア41-19となり、9勝1敗の2位を維持することとなった。
トッド・ブラックアダーHCは、「素晴らしいスキルの遂行力でトライをとれたことがうれしい」とチーム力を評する一方、ラインアウト精度の見直しなど散見された課題にも前向きに指摘した。
風下となった前半序盤、流れをものにしたのはBL東京。前半10分、敵陣左22メートルライン内でのマイボールラインアウトから、左右にポイントを形成。5フェーズ目でFL德永祥尭からSOリッチー・モウンガにオフロードが繋がり、ラストパスを受けたWTB森勇登が素早く左サイドを抜けて、トライ。続く14分にも、トライチャンスは到来した。LOワーナー・ディアンズが強靭なフィジカルを生かして相手を弾き飛ばしながらゲイン、CTBロブ・トンプソン、HO原田衛へと細かくパスを放ちトライ。
22分には、ハーフライン付近でのFL伊藤鐘平のターンオーバーから、左、右へと大きく球を動かすワイドな展開で一気に敵陣へ。FW、BKが連携した多角度的なパスを交え、最後は德永が仕留めることに成功する。さらに25分、自陣左10メートル付近でのラインアウトから右サイドに素早く展開し、FB松永拓朗がスピードに乗って敵陣深くに侵攻。球を受けたFLシャノン・フリゼルが相手を寄せ付けることなく、フィニッシュし、24-0と大きくリードを奪う。
しかし、自分たちのミスから相手に流れを渡してしまい、32分、34分と連続でトライを奪われてしまう。終盤に得点機があったが、ゴール手前で相手ディフェンスに阻止され、前半は終了。24-14の10点リードでハーフタイムを迎えた。
後半は、両チーム共にハイタックルなどの反則が見られ、難しい時間帯となる。後半序盤、相模原DBがイエローカードで同時に二人が一時退場に。数的有利な状況を生かした10分、敵陣5メートルでのスクラムからモウンガが、相手のタックルを振り切りすぐ右を走るWTB桑山淳生がパスを受け、グラウンディング。16分には、敵陣でのスクラムを起点に、SH髙橋昴平からCTB眞野泰地へと大きくパス、その後モウンガから右大外で待つ桑山淳生にロングパスが繋がりトライ。
2連続でトライを生んだものの、以降は相次ぐ反則から相手に侵攻を許し、防戦一方となる場面も。1トライを許すが、それでも接点無双のディフェンスで守り切り、プレッシャーで相手の反撃を抑えた。終了間際には、ハーフライン付近での相手反則からフリゼルのクイックタップで、モウンガ、LO PJ・スティーンカンプへとオフロードパスを駆使し、左にアシストしたラウシーが大股な走りで中央へ力走し、試合を決定づけるトライ。モウンガのコンバージョンも成功し、41-19で第10節を締めくくった。
本試合では、個々のパススキルの高さが際立った。中でも、局面ごとに数的優位を作り、今季BL東京の強みであるスピードあるアタックで相手防御を切り裂くシーンが多く見られた。4度目のPOMに選出されたモウンガを中心に仕掛ける多彩な攻撃は、試合を重ねるごとにチームの武器となっているだろう。ゆえに、「(選手の疲れなどで)スキルの精度が落ちてきたりというところもある」とモウンガ、「ラインアウトの精度には一貫性を欠く部分があった」とゲームキャプテンの原田が口にしたように、プレーオフ進出を決定づけるために要修正な課題も明確だ。
いよいよシーズン終盤に突入、『リーグワン優勝』に向け一歩一歩、着実に勝利を掴む猛勇浪士。彼らの快進撃はまだまだ続いていく。
(ライター:谷口花)

【試合後コメント】
■徳永祥尭(FL)
Q. 今日の試合を振り返っていかがですか
前半の入りがかなり良くてトライを取れた部分もあったのですが、その後突き放すことができなかったのは、まだ自分たちの弱さが出たのかなと思います。もう一回見つめ直しというか、何が原因でセットのスピードが遅くなったりしたのか、映像見てしっかり確認したいなと思います。
Q.ラインアウトも後半からミスが目立ちましたが、ラインアウトが上手くいかなかった原因は
実際に僕は中に入って飛んでいるわけではないので、ジャンパーとのコミュニケーションとかはわからないんですけど、実際風は強かったですし、もうちょっと前めで取りに行くなど、工夫しても良かったのかなという風には思っています。
Q. トライシーンを振り返っていかがですか
(トライを)取りきれて良かったなと思います。内側でみんなハードワークしてくれて、オーバーラップが取れている状態だったので、自分たちがやりたい形でトライを取れるっていうのはやっぱりチームにとってポジティブなことだと思います。
Q. 先週はもっとチームにフィットしていかなければならないという話がありましたが今週はどうですか
まだまだ課題はありますけど、10ヶ月ラグビーしてなかったっていうのは自分の中でもあるので、毎週毎週良くなれるようにやっていきたいです。勝って反省出来るは何よりだと思うので。
Q. 先週の敗戦から、チームでどうやって切り替えて今日に臨みましたか
そこまで深く落ち込んでいなくて。トップのチームとやれることは学びも多くて、ラグビーはフィジカルだと思うので、そこの部分で今日は先週の反省を生かして前半の入りで強みを出せたのかなと思います。
Q. 自身としては復帰してからどれくらい感覚が戻ってきていますか
去年の方が自分の中ではパフォーマンスは良かったですし、しっかり走りきれる力もありましたし、まだ50パーセントくらいしか戻っていなくて。ディフェンスのところでどうしても、自分の感覚の中でもう一個早く働きかけれたらジャッカル取れるだろうなとか、ブレイクダウンでの判断周りの部分をもっと上げていきたいです。
Q.現在の好調の要因は
やっぱり誰が出てもハードワークするっていう文化がどんどん根付いてきていることです。開幕戦からメンバーも変わりますけど、トライに対してみんなが貪欲に、特にインパクトプレーヤーたちがやってくれているのが、チームの雰囲気も上げてくれています。もちろん出ていない選手も練習からプレッシャーをかけてくれて、チーム全体として力が上がっているのかなと思います。

■リッチー・モウンガ(SO)
Q. 今日の試合を振り返っていかがですか
タフな試合で、うまくいかない部分もありましたけど、最終的にボーナスポイントを取って勝利できたということはうれしく思います。
Q.ずっと先発で試合に出続けて疲れたなとかはないですか
試合に出られるということは本当に恵まれたことだということを理解しています。もちろん出られない選手がたくさんいる中で、毎週試合に出れているということは非常に光栄なことだと思います。例えば、松永(拓朗)や中尾(隼太)など下から押し上げている選手もいるので、彼らに追い抜かされないために毎週毎週自分自身も頑張らなきゃいけないと思っています。
Q. (NZ代表HC)ロバートソンさんが練習も見に来られたとのことですが、どういう感情でプレーしていましたか
自分自身、プロフェッショナルなラグビー選手として、彼の指導ではないところでプレーするというのはキャリアで初めてなので、彼が見ている前でプレーできたことはよかったです。
Q.どんなことを話されたのですか
自分自身が今新しい環境でラグビーをするのがどういう感じかというのを話したり、彼自身も彼の新しい役割でというところで、お互いの状況を話しました。
Q. 2027年のワールドカップにモウンガ選手を選考できるなら選考したいとおしゃってましたが
まだ4年先ということで、いろんなことをここから2、3年後いえるかなという風に思うんですけど、今このタイミングでやることは、自分の挑戦はブレイブルーパスにあって、ブレイブルーパスのためにプレーをしています。ただ、日本でのプレーを評価してもらって、また4年後状況が許す中でそういうチャンスがもらえるとすれば、もちろん自分の国を代表して戦うということは非常に誇らしいことだと思っていますので、パフォーマンスが評価されてチャンスが巡ってくれればプレーすることも選択肢の一つかなと思っています。
Q. 日本のラグビーに対して違和感など感じたことはありますか
ラグビーという競技であること自体は変わらないので、これは良くも悪くも、日本のラグビーは非常にテンポが速いということを感じていて、テンポが速いことで面白いラグビーになるということもあります。その一方で、ミスが増えて、トライしそうになったチームが今度は反対にトライされそうになったりとか、大きな絵で見た時に、日本のラグビーにとって良いのか悪いのかということはなかなかはっきりとは言えないところですが、そういう違いはあるかなと思います。
Q.テンポの調整でミスを減らしていく方がいいんじゃないという感じですか
単純に遅らせるということよりも、速いことによって起きる影響として、例えば選手の疲れであったり、疲れている選手が増えると、スキルの精度が落ちてきたりというところもあると思うので、そこは一つの要素としてあるかなとは思います。
Q. 今日の試合の前半終盤とかはそういう状況でしたか
そこもそうですけど、最後の20分、かなり互いにミスがあったりとか、誰もがゲームをコントロールできていないとかはあったと思います。

■森勇登(WTB)
Q. 自身のパフォーマンスの状態はいかがですか
調子は良いので、もう少しボールをもらう機会を増やしたいなと気持ちはあります。しっかりボールを動かして、チャンスがあったら自分で勝負して、チームを勢いづけたいですね。
Q.調子が良くなっている要因は
他の選手から認めてもらっているっていう感覚を徐々に感じてきていて、それが自信に繋がってます。
Q. アタックだけではなくて、ジャッカルを決めるなどディフェンスも良い場面ありましたね
もともとタックルしてもすぐ起きて仕事するっていうのは、小柄な分、自分の強みだと思っているので、決まって良かったと思います。
Q. 小柄というお話もありましたが、モウンガ選手もサイズ的にあまり変わらない中で参考になる部分ありますか
ステップの使い方だとかは見ていて勉強になります。
Q. プレータイムが長くなったことで、できるようになったことやチームに貢献できるようになったことはありますか
失敗例とか成功体験とかをグラウンドで感じられるので、そこで後から映像見たりしてもっとこうしたら良いのかなとかを感じられる部分が増えたなと思います。

イベント
三菱重工相模原ダイナボアーズ戦 ホストゲームイベントのご案内
2024年3月17日(日)にホストゲームとして開催する「NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24」 第10節 三菱重工相模原ダイナボアーズ戦(14:30キックオフ/秩父宮ラグビー場)の当日イベントについてお知らせいたします。
詳しくはこちら→https://www.bravelupus.com/news/240306_3//
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