試合結果
RESULT
NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 第12節
秩父宮ラグビー場
HOST
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
VISITOR
東芝ブレイブルーパス東京
HOME
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
VISITOR
東芝ブレイブルーパス東京
T | G | PT | PG | DG | スコア | T | G | PT | PG | DG | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 13 | 前半 | 10 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 |
1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 | 後半 | 12 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 |
3 | 1 | 0 | 1 | 0 | 20 | 合計 | 22 | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 |
登録選手
HOME クボタスピアーズ船橋・東京ベイ |
TEAM | VISITOR 東芝ブレイブルーパス東京 |
||
---|---|---|---|---|
No | 名前 | POS | 名前 | No |
1 | 海士 広大 | PR | 眞壁 照男 | 1 |
2 | デイン ・コールズ | HO | 原田 衛 | 2 |
3 | オペティ ・ヘル | PR | 小鍜治 悠太 | 3 |
4 | JD ・シカリング | LO | ワーナー ・ディアンズ | 4 |
5 | デーヴィッド ・ブルブリング | LO | ジェイコブ ・ピアス | 5 |
6 | トゥパ フィナウ | FL | 伊藤 鐘平 | 6 |
7 | ピーター ・ラピース・ラブスカフニ | FL | 德永 祥尭 | 7 |
8 | 末永 健雄 | NO.8 | シャノン ・フリゼル | 8 |
9 | 藤原 忍 | SH | 杉山 優平 | 9 |
10 | バーナード ・フォーリー | SO | リッチー ・モウンガ | 10 |
11 | 金 秀隆 | WTB | 森 勇登 | 11 |
12 | 立川 理道 | CTB | 眞野 泰地 | 12 |
13 | テアウパ シオネ | CTB | ロブ・トンプソン | 13 |
14 | ハラトア ・ヴァイレア | WTB | ジョネ・ナイカブラ | 14 |
15 | ゲラード ・ファンデンヒーファー | FB | 松永 拓朗 | 15 |
16 | 江良 颯 | リザーブ | 木村 星南 | 16 |
17 | 紙森 陽太 | リザーブ | 橋本 大吾 | 17 |
18 | 為房 慶次朗 | リザーブ | タウファ ・ラトゥ | 18 |
19 | ルアン ・ボタ | リザーブ | 山本 浩輝 | 19 |
20 | アシペリ ・モアラ | リザーブ | アサエリ ・ラウシー | 20 |
21 | 岸岡 智樹 | リザーブ | 髙橋 昴平 | 21 |
22 | リカス ・プレトリアス | リザーブ | セタ・タマニバル | 22 |
23 | 二村 莞司 | リザーブ | 濵田 将暉 | 23 |
試合経過
- トライ
- ゴール
- ペナルティゴール
- ドロップゴール
- 入替・交替
- イエローカード
- レッドカード
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ | 東芝ブレイブルーパス東京 | |||
---|---|---|---|---|
ハラトア ・ヴァイレア | 16’ 5 0 | |||
19’ 5 3 | リッチー・モウンガ | |||
バーナード ・フォーリー | 24’ 8 3 | |||
バーナード ・フォーリー | 28’ 13 3 | |||
37’ 13 8 | 森 勇登 | |||
38’ 13 10 | リッチー・モウンガ | |||
ハーフタイム | ||||
0’ 13 10 | シャノン ・フリゼル → アサエリ ・ラウシー | |||
JD ・シカリング | 4’ 18 10 | |||
バーナード ・フォーリー | 5’ 20 10 | |||
7’ 20 10 | 德永 祥尭 → 山本 浩輝 | |||
8’ 20 10 | 眞壁 照男 → 木村 星南 | |||
13’ 20 10 | 眞野 泰地 → セタ ・タマニバル | |||
13’ 20 10 | 原田 衛 → 橋本 大吾 | |||
13’ 20 10 | 小鍜治 悠太 → タウファ ・ラトゥ | |||
海士 広大 → 紙森 陽太 | 13’ 20 10 | |||
デイン ・コールズ → 江良 颯 | 14’ 20 10 | |||
オペティ ・ヘル → 為房 慶次朗 | 14’ 20 10 | |||
デーヴィッド ・ブルブリング → ルアン ・ボタ | 14’ 20 10 | |||
テアウパ シオネ → リカス ・プレトリアス | 15’ 20 10 | |||
24’ 20 15 | 森 勇登 | |||
トゥパ フィナウ → アシペリ ・モアラ | 25’ 20 15 | |||
ハラトア ・ヴァイレア → 二村 莞司 | 25’ 20 15 | |||
29’ 20 15 | 杉山 優平 → 髙橋 昴平 | |||
藤原 忍 → 岸岡 智樹 | 38’ 20 15 | |||
38’ 20 15 | ジョネ ・ナイカブラ → 濵田 将暉 | |||
39’ 20 20 | セタ・タマニバル | |||
40’ 20 22 | リッチー・モウンガ |
概要
【リーグワン公式レポート】
NTTリーグワン2023-24 D1 第12節レポート(S東京ベイ 20-22 BL東京)
【リーグワン公式ハイライト】
S東京ベイ vs BL東京|NTTリーグワン2023-24 D1 第12節
レビュー
【マッチレポート】
vsクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(2024/4/7)
「S東京ベイに劇的逆転勝利! 11勝目を挙げプレーオフ進出に大手!」
春の温かさに包まれた秩父宮ラグビー場。交流戦を終えた東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)は、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(S東京ベイ)との一戦に臨んだ。
前半はなかなか好機をものにできなかった。開始直後から表と裏のラインを巧みに使い、敵陣深くまで攻め込んだが、インゴールで相手の堅守に阻まれる。15分には、ラインアウトのミスを起点に自陣深くまで押し込まれると、インゴールを明け渡してしまった。先制トライを奪われたBL東京であったが、すぐに相手の反則からペナルティーゴールで3点を返す。だがその後も、「ラインアウト、コリジョンでプレッシャーを受けた」(トッド・ブラックアダーHC)と、接点で圧力を受けペナルティーゴールを献上。さらにディフェンスの隙を突かれ、トライを奪われた。
34分には、敵陣22メートル陣内のラインアウトからFWでフィジカル勝負に。この好機もジャッカルで阻まれ、思うように攻められずにいた。それでも自陣からのアタックで、FB松永拓朗が外のスペースへとロングパスを放ち、再びチャンスを生む。大外で受けたFL伊藤鐘平がゲインし、さらに外へサポートにきたWTB森勇登へ。その森がディフェンスをかわし、左隅で待望のトライを決めた。SOリッチー・モウンガの難しい位置でのゴールキックも決まり、10-13の3点ビハインドで試合を折り返した。
後半は開始直後に、BL東京のノックオンからカウンターに合う。急な攻守の入れ替わりで守備網が乱れると、S東京ベイはその隙を突き一気にトライへと結んだ。その後は、モウンガの緩急をつけたランからのビッグゲインなど目が離せない展開が続いた。だが両者ともに得点には繋げられない。こう着が破られたのは、62分。敵陣22メートル内でのラインアウトを起点にモールで前進。その後、中央付近でフェーズを重ねて徐々にゴールラインへと迫る。最後は左サイドへと展開し、モウンガからの飛ばしパスを受けた森がトライ。
終盤にかけBL東京の勢いは増す。72分には敵陣深くに攻め込むと、相手のペナルティーからCTBセタ・タマニバルがタップキックを選択し、そのままインゴールへ。同点となるトライに会場は盛り上がりをみせたが、リスタートの位置のずれからトライは取り消しに。再度5点を追う展開となるが、勇猛狼士たちは最後まで闘志を失わなかった。78分、相手の反則から敵陣5メートルスクラムを得ると、相手の反則から再びタマニバルがタップキック。相手ディフェンスに激しくぶつかりながら、インゴールへ飛び込んだ。終了間際の執念のトライで20-20の同点に。そして試合終了のホーンが鳴り響く中、勝利の行方はモウンガのゴールキックに託された。プレッシャーのかかるキックだが、確実に沈め22-20。BL東京が終盤に劇的な逆転を見せ、11勝目を挙げた。
「ラインアウトやコンタクトの部分で受けてしまった」(HO原田衛)。波に乗れずに苦しんだ前半は、次戦に向けた修正点が多く浮き彫りになった。特にブレイクダウンやセットピース、コリジョンの部分で細かい課題が散見された。それでも逆境を跳ね除け、勝利を掴むことができたのは、「諦めない気持ち」があったからだと選手たちは口をそろえる。お互いのために体を張り、苦しい状況でも決して戦うことを辞めない。その愚直さと日々の積み重ねが勝利への力となった。
次週は、コベルコ神戸スティーラーズと対戦する。勝利すればプレーオフ進出が決まる大事な一戦ではあるが、まずは目の前の勝利と成長に向け、一歩ずつ前進していきたいところだ。
(ライター:山田彩愛)
【試合後コメント】
■リッチー・モウンガ(SO)
Q.今日勝ち切れた要因は
信念があったこと、諦めなかったこと、苦しい状況でもプレーし続けるのをやめなかったことです。もちろんきれいな勝ち方ではなかったですし、あんまり良いプレーができたわけではなかったですが、最後に勝てるっていうのはそういうところかなと思います。
Q.今週でやってきたどの辺りの成果がゲームで出たと思いますか
最後の20分のところで、ボールを持ちながらアタックを継続して流れを掴むというところです。今日の中では最後の20分が一番良かったのかなと思います。
Q.よくスペースを見てという感じですか
そうですね。特に最後の20分は、アサエリ・ラウシーとセタ・タマニバルの強いボールキャリーが2枚いたので、そういう意味ではスペースがなくても、当てるという選択肢があったのも大きかったと思います。
Q.前半の状況のようなとき、チームにどのような声掛けをしますか
やめずに戦い続けようというところです。今は相手の時間かもしれないけど、自分たちの時間も必ずくるから、その時を待ってやめずに戦い続けようという話をしました。
Q.ここからプレーオフも視野に入って来ます。プレーオフを勝つために重要だと思うことは
プレーオフとなると強度も変わるので、しっかりそこに合わせて戦術的なものを準備していかなきゃいけないというのがひとつ。プレーオフというトーナメントは、負けたら終わりというところで、レギュラーシーズンに勝ったチームに負けるということもあり得るので、緊張感というのは楽しみです。
■セタ・タマニバル(CTB)
Q. 最初のノートライになったところは外から見ているとトライになったようにも見えましたが
当然最終的には、レフリーの判断に従うしかないです。当然プレッシャーも高まっていた状態だと思いますし、自分としても次は絶対取らなくちゃという気持ちでした。
Q. あのトライは自分の判断か、チームとして決めていたのか
「やるな」ってみんな言っていました(笑)。本当に何か違うことをして相手を混乱させたいというのはありましたけど、相手が片側に寄っていたので行きました。
Q. セットしてから行ったほうが有利という考えもある中で、クイックを選択した理由は
「いこうぜ」というマインドセットでベンチから中に入ったのと、去年の王者ではありますし、セットピースも素晴らしいチームで自分たちにセットピースでプレッシャーがかかっていた状態でした。だから何か違うことやりたいなと考えて、良いチームと試合をする時はやはり普段と少し違うことをしなければ勝てないので。
Q. 最後の10分間くらいはメンタルもブレイブルーパスの方に傾いていたように感じました
そうですね。自分たちに流れが来ているのかなと思っていました。今回はベンチから入る選手から、エネルギーを、勢いを出して行こうという話をしていました。自分たちにとってチームは大切なもので、僕にとっては4シーズン目になりますが、家族といえるような存在なのでそこで活躍できて嬉しいです。
Q.タマニバル選手が来た頃よりも、明らかにチームの成長を感じますがその点についてはいかがですか
最初に来た時から本当に長い道のりでしたが、本当に何か特別なもののために取り組めているような気がします。本当に自分にとっても、チームが良い状態でこれてることを誇りに思います。数シーズン前に、こういう拮抗した試合をどうやって勝ち切るかということが自分たちの課題ではあったので、さらに良くしていかなきゃと思います。
Q. 来週勝てばプレーオフ進出が決まりますが
自分たちのフォーカスポイントは、一試合一試合を勝っていくことなので、あまり先を見ずに、上位にいるってことも新しい経験なので、目の前の試合にフォーカスすることを継続していきたいです。
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