【マッチプレビュー】NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 第4節 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦

 好調なチームを、さらに勢いづけることが期待されます。
 NTTジャパンラグビーリーグワン2023-24 ディビジョン1第4節、対クボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦を1月7日に控え、出場メンバーが発表された5日午後に事前取材が行なわれました。クラブを代表してオンライン取材に応じたのは、14番を着けて出場する濵田将暉選手です。
 昨シーズンの濵田選手は13試合に出場し、キャリアハイとなる8トライをあげました。チームではジョネ・ナイカブラ選手の10トライに次ぐもので、高い決定力を示しました。今シーズンは開幕からメンバーに入っていませんでしたが、4試合目にして初出場となります。
 東芝ブレイブルーパス東京は開幕から3連勝を飾っており、勝点14で2位につけています。S東京ベイを迎える24年最初のホストゲームは、「川崎市市制100周年記念試合」として開催され、川崎市の等々力陸上競技場が舞台となります。
「チームとしてはここで連勝を伸ばして、さらに勢いをつかむための大事な試合になります。チーム全体がいい意識で準備ができたと思います。個人としては久しぶりの公式戦なので、自分の強みを生かして勝利に貢献できたら。緊張というよりはしっかりと楽しみながら、試合をしたいですね」
 S東京ベイはここまで1勝2敗と黒星が先行していますが、昨シーズンのチャンピオンチームです。濵田選手は「簡単な試合にはなりません」と話し、「一人ひとりのワークレートの高さがキーになる。そこをフォーカスしてやってきました」と続けました。
 試合のポイントには「エリア取り」をあげます。
「エリア取りの攻防が激しい試合になると思うので、そこは今週練習してきました。相手はハイボールを多く蹴っているイメージがあるので、それについても練習で意識して、チーム全体で取り組んできました。15人全員が大きな視野を持って、全体でコミュニケーションを取るのが大事だと思っています」

 チームはここまで3試合で17トライを記録しています。
「準備してきたものがしっかりとハマって、連勝に結びついていると感じます。セットプレーにすごくこだわりを持ってやっていて、そこからトライへつながっていることが多いですね」
 緩急自在のアタックを牽引するのは、リッチー・モウンガ選手です。オールブラックスの背番号10を背負ってきた世界的名手を中心に、チームはコミュニケーションを深めているようです。
「リッチーは日常からコミュニケーションを取ってくれて、こうしてほしいと提案してくれる。すごくやりやすいです。今シーズンはキックパスが去年に比べて多いですが、そこでの立ち位置とか細かい部分を、リッチーは僕らに言ってくれています」
 リーグトップタイの5トライをマークしているナイカブラ選手が不在のS東京ベイ戦では、持ち前のスピードを生かしたトライが期待されます。同時に、「プレシーズンから取り組んできた」というディフェンスでも、存在感を見せてくれるのでしょう。
「プレシーズンではディフェンスでいい部分が多く見られました。そういったところを、S東京ベイ戦でも出していきます」
 今シーズンの東芝ブレイブルーパス東京は、トッド・ブラックアダーHCが決めた「ひとつになる」という思いが込められた スローガンを掲げています。たくさんの思いが込められているこの言葉を、濵田選手はどのように受け止めているのでしょう。
「一人ひとりが勝つという意識を持って、日々の練習から取り組んでいく。それが大事なのかな、と思っています」
 2024年を迎えるにあたっては、「ケガが多いので、ケガをしないようにと願いました」と話します。疾風のごときフィニッシャーはスタジアムに歓喜を生み出し、チームに勝利を呼び込むことを誓います。

(ライター:戸塚啓)

【チケット情報】


1/7(日)は昨季チャンピオンであるクボタスピアーズ船橋・東京ベイとの対決となります。プレーオフトーナメント進出に向け、決して負けられない戦いとなりますので、皆様のご声援をよろしくお願いいたします。
1/7(日)クボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦(@等々力陸上競技場)
※当日券も会場にて販売いたします(12:00~)

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