【マッチプレビュー】NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 第13節 コベルコ神戸スティーラーズ戦

 自らの強みを、今節も発揮していきます。
 NTTジャパンラグビーリーグワン 2023-24ディビジョン1第13節、対コベルコ神戸スティーラーズ(神戸S)戦を前に、ホストゲーム恒例の事前取材が行なわれました。今回はSH杉山優平選手が試合へ向けた意気込みを語り、メディアからの質問に答えました。
 東芝ブレイブルーパス東京はここまで、11勝1敗の勝点50で2位につけています。対戦相手の神戸Sは勝点34の5位で、この試合に勝てばプレーオフ進出を決めることができます。前回の対戦は3節で、46対39で勝利しました。
「前回の試合は点の取り合いみたいな形になって、お互いアタッキングなラグビーを展開しました。今回もそのようになると思いますが、しっかり自分たちの味をアタックで見せられるように。リッチー(・モウンガ)が出ないなかで、松永(拓朗)としっかりコミュニケーションをとって、チームのアタックを体現できるようにやっていきたい」
 今シーズンの杉山選手は、開幕から全試合に出場し、そのうち10試合で9番を背負っています。キャリアハイを大幅に更新しているパフォーマンスについて、「テンポの速いアタックを自分の強みとしていて、東芝ブレイブルーパス東京はテンポよく速くスペースへボールを運ぶアタックを主体的にやっていく。自分のプレースタイルと合っていった、というのがあります」と語ります。
 続いて、モウンガ選手の存在をあげました。
「今シーズンからリッチーが10番に入り、僕のところへ早い段階でコミュニケーションが飛んでくる。それがうまくハマっているんじゃないかと、というのもあります」
 さらには、自身の意識にも触れます。
「テンポのいいアタックをするにあたって、とくにブレイクダウン周りでは、つねにいいボールが出てくるわけじゃない。そもそものところで、寄るスピードをどれだけ速くするか。あとは、ブレイクダウンの状態が悪いなかでも速くさばける準備は、プレシーズンからすごく意識してやってきました」

 加入4年目での飛躍のシナリオは、昨シーズン終了後から描かれていました。ニュージーランドへ自費で留学したのです。
「それまでのシーズンはプレータイムの部分で、足りていないと感じていました。プレータイムがほしいというのが、留学を決めた理由です。もうひとつはリーグワンでプレーしていくなかで、海外の選手とコミュニケーションするうえで英語が大事です。さらに、社会人でプレーしているなかで新しい経験がほしいということで、留学しようと自分のなかで決めました。前のシーズンの途中ぐらいからその旨をチーム側に伝えて、プレシーズン前ぐらいまで行かせてもらいました」
 今節はモウンガ選手がメンバー外となり、松永選手がスタンドオフに入ります。「プライベートでもちょくちょくカフェに行ったりするので、コミュニケーションの取りやすさはあります」と、杉山選手は話します。そのうえで、スクラムハーフとしての矜持を明かしました。
「グラウンド上では、僕はいつも受け身です。10番がやりたいこと、10番がやってほしいと思うことを、実行する感じです。拓朗はこうしていこうと言える選手なので、それを聞いてしっかり実行するだけですね。何か足りないなと思ったら、補足して聞きにいく感じです」
 ホストゲームの無敗記録をさらに伸ばし、プレーオフ進出を決めるために。杉山選手のゲームコントロールが、観衆を沸かせるに違いありません。

(文中敬称略)
(ライター:戸塚啓)

 


【試合情報】
4/14(日)はホストゲームとして、秩父宮ラグビー場にてコベルコ神戸スティーラーズと対決します!
チームは11勝1敗と好調をキープし、この勢いのままにプレーオフに向け勝利を掴み取ります!
ぜひ皆様のご声援をよろしくお願いいたします。

4/14(日) vs コベルコ神戸スティーラーズ チケット情報(@秩父宮ラグビー場)
 ※会場では、当日券販売もございます
4/14(日) vs コベルコ神戸スティーラーズ戦 メンバー

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