岩崎 優 | アスレティックトレーナー

YU IWASAKI

岩崎 優

ニックネーム ゆう
生年月日 1990/11/2
出身地 神奈川県
星座 さそり座
血液型 B型
略歴 日本鍼灸理療専門学校
代表歴 -
在籍年数 6

岩崎 優物語

 高校を卒業する時点で、岩崎優は将来の職業を「トレーナー」にセットした。専門学校に進学した。
2年時には早くも東芝とのつながりを持つ。
「バスケットボールの東芝ブレイブサンダースに、実習の立場でお世話になりました。専門学校卒業後も1年目はインターンで、2年目は契約社員の立場で働かせていただきましたが、実習の延長線上でした。そのあとにまた専門学校へ行こうと思っていましたので、そういうことも考慮されてそのような契約になりました」
 スポーツのトレーナーとして第一線で活躍する人材は、複数の専門学校で学ぶケースが少なくない。ブレイブサンダースでの実習を続けながら、岩崎もふたつ目の学びの場所へと向かった。
「トレーナーの専門学校ではトレーナーの資格しか取れないので、医療従事となるために鍼灸、柔整、PTなどの資格を取りにいく人がいます。僕は鍼灸を選んで、日本鍼灸理療専門学校へ行きました。ウチのトレーナーは、みんなこの専門学校の卒業生です」
 専門学校2年時には、転機が訪れる。バスケットボールから離れ、ラグビー界へ飛び込んだ。
「ブレイブルーパスのスタッフに入れ替わりがあり、トレーナーのマンパワーが足りないので誰かいないかということで、誘っていただきました」

 22-23シーズンの東芝ブレイブルーパス東京には、3人のトレーナーがいる。それぞれに役割を持ち、チームの活動の円滑化に力を注ぐ。
「練習中はグラウンドでケガがあったときなどに応急処置をしたり、練習を続けられるかどうのジャッジをするのが、僕のメインの仕事です。それプラス、トレーニングが終わったあとの治療ですね」
 40数人の選手に対して、トレーナーは3人だ。必然的に、仕事量は多くなる。
「練習前のミーティングが始まる1時間前には、クラブハウスに来るようにしています。そこから選手たちにテーピングを巻いたり、超音波治療器の使いかたを教えたりします。試合中はベンチに入って、選手たちが飲む水の用意をしたり、ドクターが治療をする際のサポートなどをしています」

 在籍7年目を数える。東芝ブレイブルーパス東京への帰属意識は強いが、自身のモチベーションややり甲斐について聞かれると、しばらく黙考した。
「トレーナーの仕事って何なのだろうと、最近考えるんです。いまはたまたまそういう時期で、明確な答えが出る時期が来るかもしれませんが……。チームが勝つことが一番だと思っていますけれど、僕が何かをしたからチームが勝つわけではない。やり甲斐はと言えば、選手が試合に出る、出ないに関わらず、長期離脱をすることもなく、痛みなくプレーしてくれるのが、自分の立場では一番でしょうか」
 遠慮がちに言いながらも、声は明るい。仕事との向き合いかたで悩むことがあっても、チームのためにハードワークするスタンスは変わらないのだ。

(文中敬称略)
(ライター:戸塚啓)

ファンクラブ

FANCLUB

ホストゲームをより楽しむための
特典がいっぱい!

ファンクラブ会員価格にてチケットを購入できます。

関連リンク

LINK

パートナー

PARTNER

このページのトップへ